起業したいけどアイデアがない!さてどうする?と思った人が読むべき記事
昨今の日本社会では、どうやら起業が流行りつつあるようだ。
2~3年前には、ある有名ブロガーが中心となって「脱社畜」なるフレーズによる、脱サラ啓蒙ムーブメントが、にわかにネット上で散見された。ブログを書いたり、SNSに注力する者が多く出現した。
確かに起業のハードルはめちゃくちゃ低くなった。お金や仲間、店舗を持たずとも起業は可能になった。資本金はわずか1円で起業する事も法的にはアリ。
PC一台、自分の部屋をオフィスとして会社を立ち上げる事が出来るのが現代だ。
起業に憧れる若者が増えた理由はいくつかある。以下に、私が個人的に思う理由を挙げてみる。
①ネットで成功者が可視化されたから
インターネットやSNSを開けば、様々な成功者が目に入ってくる。すると当然、自分もああいう風になりたいという気持ちが湧いてくる。
②様々なプラットフォームで成功者が生まれているから
現代の、金銭的成功者は多様である。昔の成功者の姿は、いくつかのパターンに限られていた。しかし、現代の場合は違う。IT起業で成功するものとひとくちにいっても様々な種類が存在する。アフィリエイト、ブロガー、Youtuber、インスタグラマー、情報商材の販売、アプリ開発、webサービス開発などなど・・・。
方法や手段が多様であるが故に、自分にも何かしら掘れる金脈があるのでは?という気持ちが生まれるのではないか。
③成功者のノウハウが溢れているから
②に関連する内容であるが、成功者が語るノウハウや自伝もまたネット上に溢れている。例えば、webメディアに掲載されているインタビュー記事や、youtubeにあるインタビュー動画、はたまた彼ら自身による発信。彼らによるメッセージが更に人間たちを、起業欲へと掻き立てるのではないだろうか。
上記の理由はあくまで推測であるが、まあとにかく起業を志すことが一種のブームとなっているのは間違いないだろう。
起業を志す場合、ある問題に直面する事がある。
起業して、お金持ちになりたい。有名になりたい。女にモテたい。などの欲望が発端だった場合、何をしたらいいのか迷う事があるはずだ。
起業したい!けど何をしたらいいのか分からない!そういった読者に向けて、解決策を本記事で提示する。
前提として「画期的なアイデアの発想」は難しい
起業をするにあたって、何かスゴイアイデアを考えなくてはならない!と思う人もいるかもしれない。しかし、考えてみてほしいが、それはなかなか難しい。
画期的で斬新なアイデアで尚且つ収益が出るビジネスモデルというものを、ただの素人が考えつくことが出来るだろうか?また、誰も手を付けていないビジネス形態は既に先人が取り組んで失敗したものである可能性が高い。儲かるビジネスというのは大体がもう既に誰かが着手してしまっていると考えたほうが良い。
儲かるビジネスは何か?に囚われすぎると、完璧なアイデアをいつまでも追い求めることになる。事前準備に終始するだけになってしまう。
起業をシンプルに考えてみる
起業をシンプルに捉える事も重要だ。ビジネスとは即ち、商品やサービスを販売する事である。つまり、消費者にとって「価値があると感じるもの」を自分で考えて販売することが起業である。その商品やサービスをどう届けるか?より多く販売する為にはどうするか?を考える事もまた起業である。つまり、「自分が価値を感じるもの」や、「こうしたら生活がもっと良くなる」「こうしたらもっと便利になる」という要素を含んだ商品やサービスを考えれば良い。従って、日々の生活にアンテナを張り、不便な事や不満な事をうまくビジネスに結びつけることができないか?という観点を忘れずに居る必要がある。
自分の欲求も大切
仕事を通じて、満たしたい欲望を組み込む事もまた重要。
自分が好きな事や、興味のある事を起業アイデアの参考にしてみる。
なぜなら人間の行動は、欲求と深く結びついているからである。欲求を満たすために、行動するといっても過言ではない。
「好きなことで生きていく」というキャッチコピーが一時期もてはやされたが、やはりあれは一つの理想である。「自分の好きな事」「自分に出来る事」を考え、それを起業アイデアとする。そしてそれを通じて、消費者にいかにして喜んでもらうか?を考える。
起業アイデアのアプローチの一つは、自己の内面に語りかける事から始まる。
そして何より、得意な事ならば、継続する事が苦ではないし成長も早いはずだからだ。
ビジネスとは継続が重要になってくる。
アイデアの生み方
①自分が得意な事、出来る事、好きな事を整理する。
②ターゲットを決める。どんな人に使ってほしいか?また、自分の商品やサービスはどんな人に需要があるだろうか?を考える。
③どうやって届けるか?を考える。
→店舗販売?移動販売?EC販売?その場合どうやって集客する?どうやって商品の魅力を伝える?どうやって認知してもらう?どういう切り口でアピールする?etc・・・。
④商品やサービスの強みを加える。他社ではなく、自分の商品を選んでもらえるセールスポイントや理由を持たせる。
ある一つの欠かせない視点
商品やサービスを通じて、顧客にどう貢献するか?どう貢献したいか?という欲求もまた忘れてはいけない。自分が仕事を通じて満たしたい欲求と顧客の不満解消が一致する事が理想である。だから繰り返しになるが、日常生活における不便な事や不満に関心を向ける必要があるのだ。
そして、それこそが「自分がなぜ起業したか?」という理由にもつながる。
自分が起業した理由や信念があるからこそ、苦境に陥った場合でも事業を継続させる気力を失わずに済むはずだ。
最後に
以上が、「起業したいけど、アイデアがない」という人に向けたアイデア発想の基本である。この記事が参考になれば良いと思う。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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