コロナウイルスの世界的大流行で、我々の生活は大打撃を受けた。日本国内のみならず、世界中で甚大な被害が及ぼされ、こと経済に関してはリーマンショックを大きく上回るダメージを受けた。100年に一度の大不況と言われている。
あらゆる産業が程度に差はあれど、大きな傷を負った。そして、この感染症の拡大の終わりが見えず、不安な日々を強いられている。
コロナ禍において我々はどう立ち向かっていくべきか?この状況下で求められているビジネスは何か?コロナ禍で起業したいと考えている人間は、どういう視座で考えていくべきか?
本記事では、そのような問いに答えていく。
〇コロナ禍におけるビジネス
さて、前提としては以下の2つが重要となってくるのではないだろうか。
①店舗を持たない
現在、店舗型ビジネスは厳しい状況下にある。店舗を持つ事は、やはりランニングコストが大きい。現在は街に人が戻りつつあるが、感染症がさらに拡大し、再び警戒モードに入る事も考えられる。そう仮定すると、店舗所有には少々慎重になるべきではないだろうか。オフィス不要論という意見も出始めている。
②人材を雇わずに仕事で必要な時だけ外注
クラウドワークスやココナラなどで、必要な時にだけ、作業を外部委託する方法もある。もちろんその都度コミュニケーションコストがかかるが、人件費を抑えるには有効であろう。
〇コロナ禍で高まるニーズとは?
人々が自宅で過ごす時間が相対的に増えている現在。せっかくならばその時間を有効に使いたいとネットで副業を始める人々が増える事は容易に推測できる。
例をいくつか挙げる。
①Youtuber
・Youtuber
・動画編集
・サムネ作成
Youtuberになりたい人がいる一方で、それになるための知識が不十分である人も多いはずだ。従って、上記の要素のノウハウや実績があり、未経験者に指導が出来る「Youtuberコンサル」の需要はある程度高いと考えられる。そして、まもなく到来する5G時代とも親和性が非常に高い。「動画」はメディアの中でも注目度が軒並み高く、今後さらに需要が伸びていく事が考えられる。
②ブロガー
・SEO
・HP作成
・CVR向上
①と似た理由だが、ネットでビジネスを始める場合のメジャー分野はブログである。これに関する知識や実績を持った人間もまた求められるはずだ。①と②の知識が双方あればなお好ましい。複数の分野に精通している事は、大きな武器になる。
ある一つの分野で1/100のを目指し、それを3つ持つ。それらをかけ合わせれば、1/10000の人材になることが出来るのだ。
③SNSコンサル
インスタグラマーやTIkTokerなどと呼ばれる有名人が現れた現代。SNSでマネタイズが出来るようになり、注目度が高まっている。自己プロデュースが求められ、そこにはち密な計算が必要となる。①②と同様に、それに必要なプロセスや方法論を指南できる人材はこの先人気が高まっていくのではないだろうか。
〇コロナ禍における不安
大人数で集まることを控えなくてはならず、常に感染の不安がつきまとっている最中、人々の孤独や不安は間違いなく高まっている。それを上手に解消する商品やサービスもまた多くの人が潜在的に欲しているはずだ。
現在問題となっている要素
・孤独
・将来への不安
・精神的拠り所
・人間関係の構築
・金銭的不安
・社会情勢への不安
商品或いはサービスを介して、いかに問題解決に導くか?この視点を以て取り組むと良い。
〇新たな価値観に着目
リモートワークで働く労働者が増え、東京に在住する意味や価値が再考された。狭い家で高い家賃を払って在宅ワーク。外出も控えているならば、東京に住む地の利というメリットさえ半減してしまう。であるならば、引っ越そうと考える人は少なくない。
確かに東京に求人が集中してはいるが、わざわざ東京に住む価値はあるのか?と。
だから、地方や東京郊外の価値も見直されている。
東京ではなく、地方に住みたい。でも仕事がないという人に向けて、一時期流行した「ノマド」が再び人気になるかもしれない。例えば先ほど挙げたような、Youtuberやブロガー、またはエンジニア育成のビジネスが必要とされるのではないだろうか。
東京を出て、地方ライフスタイルを楽しむための、Youtube動画やブログ記事などもコンテンツとして人気を博している。単にメリットだけでなく、地方に住む上でのデメリットや疑問をリアルに知ることが出来る情報媒体も、あれば尚よいだろう。
〇最後に
このように、現在人々はどのような悩みを抱えているか?どのような要望を持っているか?それに対して自分は何が出来るか?何をすべきか?を考えていく事がビジネスの基本であり、起業のアイデアに繋がっていく。その視点を常に欠かさずに生きていく事が、ビジネスのヒントとなる。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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