24歳。
借金総額720万。
今年の末に、自己破産することが決まりました。
吐きそうです。
まさか自分が自己破産をすることになるとは思わなかったです。
もっと遠い世界の話だと思っていました。
自己破産したという事を書くのは、とても心苦しいし、恥ずかしいです。
しかしこういう大きなマイナスな出来事でも、役に立つことはできます。
それは、これを読んでくださった皆様への反面教師の材料となることです。
そして、自分の気持ちを整理するという意味でも、自己破産するに至った経緯や反省、そして今後の自分について語っていきたいと思います。
ぜひ読んでくださると、めちゃくちゃうれしいです。
〇いつからお金を借りることになったのか
まず僕は大学進学にあたって、奨学金を借りています。
裕福ではない家庭で育ったため、4年間の学費の全額を奨学金で賄いました。
それにも関わらず、国立を受験せず私大へ進学。
今思えば、こういう点も先の見通しが甘かったんだと思います。
浪人してでも国立へ進学するべきでしたが、実家の状況も芳しくなく、そうした選択肢を取ることが難しかったという状況でもありました。
とりあえず大学進学の時点で、将来返すべきお金が530万円発生しました。
とはいえ、僕は大学で勉強がしたかったですし、奨学金を借りないと大学へ行けません。
なので、背に腹は代えられない的な心持ちで奨学金を借りることに決めました。
奨学金は仕方なかったとはいえ、消費者金融に手を出したのがまずかったです。
一番初めは大学3年生の頃、ネットで広告を見て、クレジットカードを申し込みました。
「もう俺も大人だし、クレカの1枚でも持っておくか」とふと思い、ネットで申し込んだのがきっかけです。
ぶっちゃけクレカはかなり便利です。
まず現金を持ち歩かなくて済むのが良いですよね。
それにお金の動きも記録として残るので、マメな性格の人にはピッタリです。
しかし私のように、とことんお金にだらしない人間にとっては非常にまずいです。
クレカを魔法のカードのように錯覚してしまいます。
手元に現金がなくても、欲しいものが手に入るというのは、まるで夢のようです。
でも当たり前すぎることですが、その対価をいつか支払わなくてはいけません。
タダでモノが手に入るなんてことは、ありえませんからね。
(そんなことすらよくわかっていなかったのがかつての僕です、、、)
クレカの1回払いであれば、単純にお金を払うタイミングを後ろにズラすだけです。
問題なのは、リボ払い。
も~~~~~~~~~~~~これだけは絶対にやめておきましょう。
これは悪魔の産物であり、終わりのない返済ラットレースの始まりです。
リボ払いとは、地獄への招待です。
穴を掘っては埋め、穴を掘っては埋めるような、終わりの見えない苦痛を味わうことになります。
本当に返しても返しても中々減りません。
(※あらかじめ断っておきますが、リボ払いというシステムではなく、悪いのは完全に僕です。返済できずに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。)
リボ払いにもメリットはあります。
数万円(あるいはそれ以上)という大金が簡単に手に入ります。
分割回数を増やせば、一か月あたりの返済額を低く抑えることができます。
1か月あたりの返済額が低ければ、リボ払いへのハードルも下がります。
ハードルが低いからこそ、リボ払いは危険ともいえます。
僕のようなお金ダラシナ男は、リボ払いのデメリットをよく理解しておらず、どんどん手を染めていきました。
はじめてクレジットカードを契約したのと同時期に、もう1社クレジットカードを申し込みました。
ショッピングビルで買い物しているときに、クレジットカードを契約すると何かの特典が貰えると聞き、その特典目当てで申し込みました。
既に大学時代に、2社クレジット会社と契約しました。
1社は主にサブスクの決済に後は利用し、リモート授業に備えてPCを購入。
もう1社は上限10万円のキャッシングで、たまに数万円引き出す程度でした。
ただ今思えば、この頃からお金に関しては甘かったんですよね。
まず貯金が全くなかったんです。
それどころかお金が足りなくなることがよくありました。
お金が足りないならバイトを増やせばいいのに、大学生の頃はそういった努力もしていませんでした。
だからキャッシングにもちょこちょこ手を出していました。
しかもあまりバイトしていないので、リボ払いで月々5000円ずつ返済。
同じく楽天カードもリボ払いで月に5000円の返済。
大学3年の頃にそれぞれ10万円ずつ借りて、結局その2つを完済したのは新卒1年目の春でした。
そして新卒1年目の5月に一人暮らしを開始しました。
僕は就職活動が上手くいかず、最初に入った会社をわずか5か月で辞めています。
会社を辞めてから、新たに転職活動をするわけですが、まぁ簡単にはいきません。
転職活動をしている間も、生活費は稼がなくてはいけません。
いつ仕事が決まるかもわからないので、長期バイトは避けていました。
そこで自由に働けるuber eatsの配達の仕事をすることにしました。
ちゃんとやれば月に20万、30万は稼げます。
つまりuber eatsの配達だけで、普通に生活できるんです。
しかし僕はサボりたがりで楽したがりで、お金に無頓着。
ロクに働かずに、生活費をキャッシングで賄っていました。
それだけでは飽き足らず、テレビや机などの家具を購入したり、風俗に行く始末でした。
お恥ずかしい話、風俗で結構なお金を溶かし、借金を増やしています。
まぁ要は無計画で、お金に無頓着だった自分によって起こるべくして起こったことなんですよね。
無事に仕事が見つかってからも、散財は止まりません。
今日は仕事でストレスが溜まったからと、ガールズバーに行ったりしてました。
正直あんま楽しくないんですけど、なぜかお金を使う事自体がストレス発散になっていました。
これはよくない傾向です。
その調子でどんどん借金は膨れ上がり、最終的には4社から合計で190万借りていました。
〇借金の返済を甘く見てはいけない
この項目のタイトルは、過去の自分へのメッセージです。
借金の返済というのは、想像以上にキツいし、つらいです。
キツいといえど、どう考えても自業自得であり、借りたものを返すというのは当たり前のことです。
それがわかっていながらも、働いても働いても稼いだ給料が返済に消えていくというのは、かなり気力を削がれます。
※被害者ヅラしていますが、悪いのは10000%コイツです。
僕は奨学金の返済は猶予してもらっていました。
なので消費者金融への返済だけでしたが、それでも月々6万円の返済をしていました。
僕の手取りは月17万円でしたので、実に1/3が返済に消えていました。
それでは生活ができないので、仕事終わりや土日にuber eatsの配達をしていました。
心が休まる暇がないというか、常に借金返済に追われているというのは、かなりメンタルにきます。
頭の中にずっと借金がまとわりついており、かなりの重荷でした。
借金返さなきゃ借金返さなきゃ、といつも思っていました。
しかし何度も言うように、借りたものは返すのが道理。
ウルフルズも「貸した金返せよ、はした金なんだろ。」と歌っていますから。
なので僕も1年半ほどは返済生活を続けていました。
しかし今年の年末にさしかかり、ついに限界を感じてしまいました。
やはり年の瀬というのは、色々なことを考えさせられます。
自己破産というのは誰もがすることではなく、本当に本当に追い込まれたときの救済手段です。
人生で1度あるかないかの大きな問題です。
僕は24歳と世間的に見れば若く、そんな年齢で自己破産をしていいものだろうかと悩みました。
色々な方法を考えました。
おまとめローンは審査に通らず。
おそらく審査に通るためには、総量規制を突破しなくてはいけません。
つまり年収を大きく上げなくてはいけないので、ある程度の年数を要します。
親に借りて一括返済。
これはそもそも無理な話です。
親にそれだけの財力があるのなら、はじめから奨学金を借りていません。
任意整理。
信用情報に傷はつくものの、自己破産よりは傷は浅く済みます。
しかし月々の負担が大きく軽減されるわけではなく、自分にとっては有効な解決策とは思えませんでした。
借りたお金をきっちり返すべきなのに、いつしか自分は借金から逃げたくなっていました。
とにかく早くこの重荷から解放されたい。
本業の給料だけでは生活ができず、副業に時間を割かなくてはいけないのがつらい。
ずっとそんな気持ちをどこかで抱えていました。
いつになったらこの返済地獄が終わるのだろう。
なんであんなに軽い気持ちで借金に手を出したのだろう。
そういった後悔がずっと頭の中をぐるぐるしていました。
そして1年半が経ち、考えに考え、ついに自己破産することを決断しました。
〇僕の今後
現在は弁護士の先生と連絡を取り、手続きを進めています。
裁判所などの手続きや正式な申し立ては、来年以降になります。
※これからも書ける範囲で、自己破産手続きについて当ブログで書いていければと思います。
そして僕は社会的な信用を失いました。
少なくとも7年間は信用が全くありません。
スマホは分割払いできず、一括での購入しかできません。
住宅ローンも組めませんし、引っ越しする際の審査も通りにくくなります。
もちろんクレカも作れなくなります。
その他諸々の審査に通過できなくなると思います。
僕はこれを機に、真剣に「お金」の勉強をしようと思います。
元々僕はだらしない性格ではあるものの、勉強することが好きです。
特に勉強の成果が定量化される、資格の勉強が好きです。
(簿記、TOEIC、貿易実務検定、ITパスポートなど。)
だから僕はこれからFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をします。
まずFP3級合格を目指すべく、参考書を購入しました。
(これは将来への自分への投資であり、決して無駄なお金ではないと思っています。)
お金にだらしない、お金の使い方がへたくそなダメな自分を変えるために勉強します。
そして、お金の使い方を徹底的に見直さくてはいけません。
そもそも僕は、毎月赤字が当たり前でした。
足りない分をキャッシングで賄っていたし、それに加えて散財していたという超バカな男なんです。
まず今思いつく限りでは、以下のようなルールを自分に課します。
①毎月黒字で終える。支出は収入以下であることが絶対。
②なんとなくでお買い物をしない。1つ1つの買い物にこだわる。
③お金を軽視しない。10円だって大事に使う。
僕はFPの勉強を自分のためにします。
こんなクソみたいな自分は変えなくちゃいけません。
でも実はそれだけじゃありません。
こんな僕が言うのもアレですが、いつかファイナンシャルプランナーとして、誰かのために役に立ちたいです。
過去に自己破産をしたファイナンシャルプランナーなんて、「お前が言うな」というか、とんだお笑い者です。
カッパの川流れとか、弘法も筆の誤りとか、もはやそういう次元じゃないです。
しかしこんな大きな過ちを犯したからこそ、もう2度と繰り返したくはないですし、お金への向き合い方も変えていくつもりです。
お金への姿勢と知識が十分に備わったのであれば、こんな僕でも多少は誰かの役に立てるのではないでしょうか。
というより、そういう人間になれるように頑張っていくつもりです。
まさしく何もかも持っていない、すっからかんな24歳の僕ですが、これから少しずつ人生を好転させていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。