専門商社マンが年収を確実にUPさせるために役立つ資格3選!
専門商社マンは、何かに特化したスキルが身につかない。
専門商社マンは、市場価値があまり高くない。
専門商社マンは、潰しのきかない職種だ。
専門商社に対してネガティブな意見をネットで目にすることがあります。
私はこれらのマイナスなイメージに対してNOを突きつけたいと思います。
専門商社で働くことによって、専門性のある能力を得ることができます。
専門商社で働くことによって、自分の市場価値を高めることができます。
専門商社で働くことによって、他業界に応用できるスキルを磨くことができます。
ぶっちゃけそれは商社に限った話ではなくて、他の業界であっても同じことが言えると思います。
結局のところ、「自分なりの戦略」を持って、「継続的に努力」をして、「自分の設定した目標に近づいていくだけ」だと思うんですよね。
今回の記事では、「資格」というテーマに絞って、専門商社マンの年収アップ、キャリアアップの戦略について解説していこうと思います。
①TOEIC
個人的に一番大切だと思う資格は、TOEICです。
最低でも700点、できれば800点以上のスコアを取るべきです。
商社業界の一般的な傾向として、いわゆるゴリゴリの営業をする商社はあまりありません。
例えば不動産業界や金融業界、通信回線などを販売する会社は新規開拓やテレアポをガンガンやります。
新規の顧客を掴んでナンボの業界だからです。
毎日ゴリゴリ営業をこなすわけですから、営業スキルで比較した場合、商社マンが彼らに太刀打ちすることは難しいと考えるのが妥当でしょう。
だからこそ、別の武器が必要となります。
それが「英語」というわけです。
まず前提として、日本は英語を話せる人が少ないです。
イー・エフ・エデュケーションファーストの2019年のデータによれば、日本人の英語力は、非英語圏において100位中55位です。
日本は世界的にも教育水準が高い国であるにも関わらず、英語教育は実際の成果にあまり結びついていないと言えるでしょう。
英語を話せる人材の供給が不足している一方で、英語を話せる人材の需要は高いです。
言うまでもなく、ビジネス社会はグローバル化を遂げました。
などなど、仕事において英語を必要とするシーンは様々です。
また、日本は今後人口減少に伴って、様々な業界の国内市場が縮小していくことが予想されます。
つまり国内相手のビジネスだけでは収益が頭打ちどころか、減少してしまうことが懸念されます。
なので、多くの企業は海外進出に打って出ているわけです。
海外進出に伴って現地で労働者を雇用するのももちろんありますが、駐在や出向という形で、英語を話せる社員というのは必ず必要になるでしょう。
長々と書きましたが、
英語を話せる人材の需要は元々高くて、今後ますますそれが増していく。
一方で、英語を話せる人材は少ない=供給が不足している。
市場の価格というのは、需要と供給のバランスで決まります。
それは労働者への対価(給料)も同じです。
ですから、専門商社というフィールドに限らず、
高い給料を稼げる人材になりたいと思うのなら、英語力を身に着けるべきです。
英語のスキルを身に着けるのには時間がかかります。
しかしポジティブに考えてみてください。
誰でも簡単にできるようなことなら、価値は高くありません。
難しいこと、時間がかかることだからこそ価値があるんです。
英語のスキルアップには、継続力と膨大な学習時間が必要です。
しかしその継続力と勉強時間は参入障壁となり、簡単には他人にマネされません。
英語力は確実に需要のあるスキルなので、勉強という労力に見合ったリターンが確実に得られます。
仕事はどれだけ頑張っても報われないことがよくあります。
しかしながら、英語の勉強はコツコツ勉強してスキルを伸ばせば、必ずあなたの希少性はグンとUPします。
例えば、外資系IT業界は年収1000万円~2000万円を狙える業界です。
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しかも専門商社マンの場合、英語での実務経験を積むこともできます。
仕入れ先とのやりとり(輸入)や、海外への販売(輸出)を手がけるのが商社です。
もちろん資格単体でも高い評価を得ることは可能です。
しかしながら、最も労働市場から求められるものは「実務経験」です。
ですから、英語を話せて、実際に英語で実務経験を積んだビジネスパーソンはかなり高い評価を得ることが可能であり、引く手あまたとなるといって間違いないでしょう。
では、TOEIC800点を超えた私が今まで使ってみて、すごくタメになったと思う参考書を3冊紹介します。
①極めろ!リーディング解答力TOEIC TEST Part5&6
☆この参考書の優れている点
・リーディング問題に特化しており、短い文章の問題を中心に解くことができる。
・短い問題が中心であるため、スキマ時間に勉強することができる。
・一つ一つの問題に対して、関連単語が複数載っているため、効率の良い単語学習ができる。
・一つ一つの問題に対して、丁寧な文法解説がされているから、「なぜ間違えたか?」という原因の洗い出しと、効率の良い文法理解ができる。
・TOEICのReadingパートの点数を挙げつつ、語彙力を高めることができる。
②英会話フレーズ大特訓 ビジネス編
☆この参考書の優れている点
・実際のビジネスシーンに即したフレーズを学ぶことができ、実体験に基づいた理解をしやすい。
・TOEICはビジネス場面に関連する問題が多いため、TOEICのスコアアップにも役立つ。
・フレーズごと頭に入れておけば、長文読解で似たような文章が出てきたときに、即座に理解できるようになる。
・実際の場面に即したフレーズを学ぶことができるため、ビジネスシーンでも活用しやすい。
・外資系で働きたい人にとって役に立つ実践的な知識を吸収することができる。
③どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
☆この参考書の優れている点
・「英語を声に出して、何かを表現する」といった訓練を積む第一歩として、とっかかりやすい。
・中学生レベルの英語から、英語を話すという事への苦手意識を払しょくする近道として使える。
・繰り返し繰り返し使うことで、「英語脳」「英語耳」を鍛えることができる。
・英語でのアウトプットの機会を自ら作り出すことができる。
・英語での面接、英語での仕入れ先とのやり取り、英語でのweb会議で自分の思ったことを言う訓練を積むことができる。
②日商簿記3級
商社マンは、基本的な会計知識が求められます。
しかし英語力と同様に、どんな業界であっても簿記の知識は求められますし、役に立つ分野です。
財務担当者にとってはもちろんのこと、営業や管理部門にとっても大切な知識であるとの認識が広まっています。
簿記の知識があれば、経理に関する書類を理解できるようになりますし、取引先企業の経営状況を素早く理解することができるようになります。
求人の募集要項で「簿記3級」を必須としている、大手専門商社や総合商社は割と多いです。
つまりあなたが給与アップを目指した転職を実現させた場合、必ず取得しておくべき資格となります。
私が実際に簿記3級に合格するために使用した参考書を紹介します。
①超スピード合格!日商簿記3級 テキスト&問題集
☆この参考書の優れている点
・会話のような講座形式で文章が構成されているため、独学でも勉強を進めやすい。
・各ページの冒頭に重要ポイントが分かりやすく囲ってあるため、暗記に便利。
・問題の解説の文章量が多くて分かりやすいため、理解しづらい範囲も復習しやすい。
・吹き出しやコラムでの解説も多く、効率よく知識を深めることができる。
②スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集2022年度版
☆この参考書の優れている点
・あらゆるパターンの問題が厳選されており、重要な論点をまんべんなく理解することができる。(特に、仕分けの問題は初見の問題が出題された場合戸惑うので、様々な問題のパターンが掲載されているのは大きなメリット)
・9回分の問題が掲載されており、試験対策で繰り返し問題を解く必要のある2冊目に最適。
・補助簿の問題パターンも豊富。
③HSK(or中国語検定)
HSKとは、中国語のレベルを図る資格です。
私が考える商社マンの大きな武器は、「外国語スキル」×「外国語での実務経験」だと思います。
そう仮定した場合、やはり一番必要となる言語は英語でしょう。
そして次にビジネスで重要となる言語は、中国語です。
今や中国は世界2位の経済大国。
中国語が話せるようになれば、その巨大な中国市場でのビジネスに参加する資格を得ることができるようになります。
かつての中国は、日本にとっては「生産拠点」としての意味合いがありました。
しかしながら驚異的な経済発展を遂げた結果、巨大な消費力を持つマーケットとして中国は脚光を浴びることになったのです。
中国に進出を拡大させたい日本企業はこれからも増えていくでしょうし、中国企業も日本への進出を加速させていくでしょう。
従って、「中国語が話せる日本人」という要件を満たすビジネスは、日中の両国においてある一定の高いニーズがあります。
ニーズがある一方で、中国語を話せる日本人はあまり多くありません。
ビジネスレベルで中国語を使いこなせるビジネスマンは、国内にわずか数%程度しか存在しないと言われています。
https://l-pochi.com/ten/?p=1207
転職市場において「レア度」というのは非常に重要で、他の人にはない強みを持っている人には、高い報酬が支払われます。
英語の章でも述べたように、希少性が高くニーズがあるものは価値が高くつきますからね。
私はHSK4級を取得しています。(最高級が6級) その際に役に立った参考書を紹介します!
①中国語の構文
☆この参考書の優れている点
・38種類に渡る文法構文を学ぶことができる
→この一冊で中国語の文法はひとまずOK
・306問もの練習問題があるため、中国語の基礎力がしっかりと身につく
・ひとつひとつの例文に対して、文法に関する詳しい説明があるため、疑問点が生まれにくい。
→独学にもぴったりな一冊で自分のペースで学習を進めやすい
・とにかく例文が豊富なため、中国語の文章を膨大に吸収することができる。
→中国語の感覚を体得することができる。
・中国語の文法を復習したい際にも役に立つお守り的な1冊
②HSK基本語彙 1級-4級
☆この参考書の優れている点
・HSKに頻出する単語が網羅されている。
・それぞれの単語を用いた例文が、単語とセットで掲載されているため、ボキャブラリーが増えるだけでなく、リーディング力も自然と上がる。
・CDがついているため、通勤電車内やスキマ時間、ながら作業の際にも中国語のリスニング力を効率よく鍛えることができる。
・中国語耳を鍛えることができる。
・中国語の例文が豊富に掲載されているため、中国語作文の練習にも活用できる。
☆この参考書の優れている点
・HSK4級に頻出する単語が赤文字で一覧で掲載されているため、赤シートを用いながら、スキマ時間を活用して暗記をすることができる。
・HSK4級で求められる文法事項が載っているので、遠回りをすることなく、試験合格をすることができる。
・読解力やリスニング力を鍛える問題も多く掲載されているので、総合的な試験対策ができる1冊。
・HSK検定に合格するための知識がしっかりと網羅された1冊。
最後に
商社だからスキルが身につかない、という発想は、受け身すぎるかなと思います。
学校とは違うので、〇〇業界、××社に入れば能力が身につくとは思わない方が良いでしょう。
結局は、自分なりに能力を伸ばしていくしかないんです。
でもどうせだったら無駄な努力なんてしたくないですよね。
英語や簿記といった資格は、多くの人が取得していることに変わりはありません。
しかし確実に、努力に対するリターンが保証されている数少ない資格でもあります。
着実に収入やキャリアの選択肢を増やしていきましょう。