今や国民の大半がスマホを持ち、日々SNSやwebブラウザを駆使して情報を入手している。
情報の価値は、ネット普及以前と比較して格段に落ちた事は確かである。情報は無料で手に入るものという認識が広まり、コンテンツも溢れている事から書籍の売り上げもどんどん落ちているという。我々は無料で即座にコンテンツにいつでもアクセスできる。いわばコンテンツに飽食気味であり、わざわざお金を払って新たにコンテンツを入手する事のハードルは飛躍的に上がっている。
閑話休題。
確かにインターネット検索は非常に便利だ。わざわざ本屋や図書館に出向かなくても、即座に知りたい情報を得ることが出来る。この偉大なる恩恵によって我々の生活は非常に便利になぅた。ありがたい事だ。もはや分からない事ないのでは?という傲慢に近い過信が浮かんでくる。
しかし、インターネット検索による情報の入手にも色々と限界がある。
個人的に私はネットで情報を得ることに飽き飽きしている。もちろん便利さもあるのだが。以前、SEOに最適化されたブログサイトのつまらなさを色々とああだこうだと愚痴ってみたので良ければぜひ。
〇インターネットの情報はセールストーク
インターネットの情報は大半がセールストークである。SEO最適化され、検索結果の上位に表示されるものの大半がセールストークであるといったほうが正しいかもしれない。
我々が何らかの悩みを検索した時、その解決方法と共に商品やサービスを紹介される事がほとんどだ。
転職 方法と調べれば、”市場価値の高い仕事はプログラミングだ。ちなみにここのプログラミングスクールがおすすめ。なぜならここのサービスは安価で対応も良く~”といった具合に紹介が始まる。もちろんネット記事を書く上で、無料で手間と時間をかけて取り組むことはリターンがなく馬鹿馬鹿しいのかもしれない。ネットビジネスは元手なしでお金を稼ぐことが出来るビジネスだ。母集団も当然多くなるし、彼らが取り組めば取り組むほど、そしてそれがグーグルに気に入られればアフリエイト記事がメジャーとなる。
私の場合、あまのじゃくな性格が災いしてか、記事執筆者の意図が見え透いてしまうととたんにげんなりしてしまう。あなたの本位ではなくて、その商品やサービスを販売することありきで、ああだこうだと持論を展開しているのだろう?と思ってしまう。
とはいえ、世の中のネットユーザーの大半は私と違ってわざわざそんな細かい事を気にしていないはずである。だから別に取り立てて問題視する必要もないのかもしれない。
私としては広告ありき販売ありきのインターネットにうんざりしている。
〇検索するということはあなたの意思がそこに現れているという事
インターネット検索の大きなデメリットはこれですね。あくまで私見を切り離せないという事。恣意的な検索になってしまうという事。あくまで自分の思考内でしか情報を収集することが出来ない。あくまで自分の知っている言葉で検索するという事になるし、自分の創造の範疇を超えて出ない。
一方で書店の場合はそれを克服する事が出来る。フラフラ歩きながら自分の目に留まった本、或いはそれ以外の本もパラパラとめくってみる。そこには新たな出会いがあるかもしれない。
〇オフラインにある情報、人から得る情報を大切にしたい
だからこそ、オフレコでしか入手できない情報も大切にしていきたい。人との出会いを大切にして、ネットには出せないような情報を得ることの価値が相対的にかなり上がっているのではないか。
ネットで情報を得ることが容易になったが、容易に得ることが出来るモノというのは得てして価値が低い。だからこそ足を使って、人と会って生の情報をつかんでいく事を大切にしていきたい。