【実体験】新卒で入社した会社を5か月で辞めた男が内定を獲得するまで!
私は新卒で入社した会社を5か月で辞めています。
常識知らずで根性なしの人間です。
…ですが、9月に転職活動を開始して、11月上旬にようやく2社目の内定を獲得。
終わりの見えなかった就職活動にピリオドを打つことができました。
本記事では、「新卒で入社した会社を5か月で辞めた私が内定を獲得するまで」の実体験を綴っていこうと思います。
- 〇筆者の基本プロフィール
- 〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと①とにかく書類を送る
- 〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと②「志望動機」と「将来の目標」を明確にし尽くす
- 〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと③とにかく「声」と「表情」を明るくすること
- 〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと④面接の改善点を洗い出す
- 〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと⑤諦めない、腐らない
- 〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと⑥最後に
〇筆者の基本プロフィール
まずは私のプロフィールを簡単に載せておきます。
性別:男
学歴:中堅私大(関東)
大学時代の部活:無所属
年齢:23歳(浪人や留年なし)
資格:TOEIC800点超え
希望業種:業界は特にこだわりなし。営業職志望。
前提条件を把握したうえで、私の転職活動の状況を見ていただけると、より参考になるかと思います。
〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと①とにかく書類を送る
当然のことながら、新卒で入社した会社を半年未満で辞めた場合、そもそも書類選考が通過できないことが多いです。
要は信用がないんです。
「どうせまたすぐ辞めるんだろ」と思われますし、そもそも企業の中途採用は即戦力を欲しがっている場合が多いですから、その点においても不利です。
新卒で入った会社をすぐに辞めたがっている人に向けて、「最低でも1年、できれば2年や3年勤めろ」というアドバイスは、このためです。
ですからまずやるべきことは、できる限り多くの企業に応募するということです。
私の場合は、「マイ〇ビ転職」では47社に書類を送りました。
そのうち書類を通過したのが23社。
選考通過率は49%です。
求人の検索条件は、以下の通りです。
つまりややハードルが低く、広く募集対象としている企業に絞って応募しました。
それでも書類通過率は約50%ですから、やはり中々厳しいです。
また書類が通過した企業の内、一次選考を通過した企業の数の割合は、以下の記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
ちなみにリ〇ナビネクストで応募した企業数及び書類選考通過率は、以下の通りでした。
書類応募:50社
書類通過:30社
書類選考通過率:60%
こちらの媒体の方が、やや書類選考通過率は高め。
なお求人の検索条件は先ほどと同じで、「業界職種未経験歓迎の第二新卒歓迎」です。
ですので、新卒入社して数か月で辞めた場合でも、求人を絞って探せば大体50%~60%は書類選考を通過することができるのではないでしょうか。
(もちろん履歴書や職務経歴書の完成度にもよりますが。)
とはいえ狙っている業界によっても、どれだけの人数が求められているかが異なります。
つまり書類の通りやすさは、志望する業界に左右されるということです。
不動産やOA機器営業などは、比較的書類が通りやすかったです。
なんといっても離職率が高いですからね…。
その反面、商社やインフラ系、出版業界などは中々難しいと思います。
これらの業界は、新卒で入社した社員を時間をかけて育てますし、好待遇の会社も多いので、人もあまり辞めないからです。
第二新卒の転職は、スキルや経験などでアピールすることが結構難しいです。
ですから初めから自分が志望する業界に転職するというよりは、まずはどこかの企業で数年経験を積んでから、本当に行きたい企業に挑戦するのが良いかもしれません。
〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと②「志望動機」と「将来の目標」を明確にし尽くす
第二新卒は、基本的には「ポテンシャル採用」です。
新卒採用のように、当人のポテンシャルを図りつつ、経験やスキルを考慮します。
ポテンシャルを分解してみると、以下の要素で構成されているのではないでしょうか?
・仕事への意欲
・営業成績を達成することへの執着心
・前向きさ
・貪欲さ
・モチベーションの源泉がハッキリしている
(※もちろんほんの一部ですが…)
特に大事なのは、「モチベーションの源泉」です。
つまり「何のために頑張るのか?」「あなたのモチベーションはどこから湧いてくるのか?」ということです。
仕事への意欲を相手にわかりやすく、納得できるロジックを以て説明することが求められます。
「頑張る理由」がハッキリしていれば、努力するモチベーションは保たれるだろう。
そしてモチベーションを保って努力を継続すれば、成果に結びつく。
多くの企業はそのように見ています。
一般論としても、うなずけますね。
だから面接では必ずと言っていいほど、「志望動機」と「将来のキャリアビジョン」を聞かれます。
なぜその仕事をやりたいのか。
なぜその仕事を頑張りたいのか。
その仕事をやりたいと思ったきっかけは。
なぜその企業を選んだのか。
そして将来はどういうキャリアを描きたいのか。
目指すべきゴールが定まっていれば、取るべきアクションも逆算して考えることができるし、明確に行動をすることができるというわけです。
…実際のところ、「仕事の目標なんか持ってない」という人も多いと思います。
「生きていくためにはお金が必要で、そのためには働かなくてはならない。」
そのように考えている人も多いはずです。
ですが、面接は「自分のことを相手に知ってもらう場」です。
自分の性格や仕事への価値観を相手に理解してもらわないと、面接を通過することは困難です。
私自身、それを何度も痛感しました。
志望動機や転職の軸が上手く言語化できていないと、面接官も判断のしようがありません。
志望動機や転職の軸を分かりやすく伝えるためには、「なぜ?」を突き詰めていくことが大切です。
第二新卒の志望動機は、以下の記事を参考にしてみてください。
〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと③とにかく「声」と「表情」を明るくすること
面接の場においては、どれだけ熱意をアピールできるかが勝負です。
人間の印象は、話す内容よりも、声のトーンや表情などによってほとんど決まるとも言われています。(詳しくは「メラビアンの法則」でググってみてください」)
なので私も面接の際は、とにかく声をハキハキと、明るい表情を心がけました。
ことさら取り上げるようなものでもないかもしれませんが、意外とこういう基本は忘れてしまいがちです。
特に面接の場では、「何を話そうか?」という話の内容ばかりにフォーカスしてしまい、「どう話そうか?」という態度面への配慮を忘れてしまいがちだからです。
どちらか一方が欠けてはダメです。
面接とは、双方向のコミュニケーションの場です。
表情や声を明るくすることの意義は、「人当たりの良い人間性のアピール」につながります。
特に営業職では重要ですね。
企業は、「ウチの会社に馴染めそうか?」という観点で求職者を判断します。
スキルや経験はもちろん、人間性をしっかり見ています。
チームの輪が乱されると、会社側は困りますからね。
なのでアナタの人間性が伝わってはじめて、面接官が「社風に合うか」判断する土俵に上がれるということです。
うまくあなたのキャラクターを伝えることができなければ、「よくわからないので落とす」ということは十分に考えられます。
ビジネスマンとして、物事を説明する能力であったり、プレゼンする能力はあらゆる業界で求められますし、面接の場においてもそれは同じといえます。
飛びぬけたスキルや経験があるなら話は別ですが、多くの第二新卒はスキルや経験は他の転職志望者と比べると、やはりどうしても劣ってしまいます。
あなたの人間性をアピールする手段は、大まかに3つ。
①声や表情を明るく
②仕事において心がけていること
③休日の過ごし方(趣味)
②と③について解説します。
②であれば、仕事への取り組み方を通じてあなたの人間性を伝えることができます。
ただ第二新卒の場合は、在職期間が短いのでエピソードに工夫が必要となります。
盛り込むべき点は、大まかに2つ。
「仕事で意識したこと」「仕事から学んだこと」この2つです。
例えば営業職であれば、「営業成績を達成するために心がけたことや工夫した点」を考えてみてください。
顧客に対するこまめな連絡、お客様の要望に対する+αの提案、商材に関する
自主勉強など、何かしら捻りだしてみてください。
そしてそこから学び取ったことを整理しましょう。
お客様に対するこまめな連絡を継続したことで、信頼関係が強固になり、新規の大型案件を受注した、あるいは新規顧客を獲得したとしましょう。
その場合、「こまめに連絡を取りお客様の状況を伺うことで、潜在的なニーズを把握することができ、結果として新しい案件獲得につながった」などという学びにつなげることができます。(あくまでこれはほんの一例です。)
③の場合、「仕事以外の時間の使い方」から、人間性を見ることができます。
実際のところ、この質問がどれほど重要視されているかは分かりません。
軽いアイスブレイクとして聞いている面接官も一定数居そうです。
無難なのは、自己研鑽に関わる趣味ですね。
筋トレや読書、料理やハンドメイドなど。
自分の能力を高めることに時間を割いている=少なからず向上心がある
さほど加点対象にはならないでしょうが、変に悪印象を残すことを避けて、安牌で済ませておきたいところです。
〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと④面接の改善点を洗い出す
企業によって聞かれる質問は様々です。
志望動機や将来の仕事の目標について深堀りする企業もあれば、志望動機についてあまり聞かれず、ひたすら仕事の経験やスキルをちわれる質問をする企業もありました。
転職活動においては、面接が終わるたびに、反省と改善を繰り返すことが大切だと思います。
面接で問われた質問をリストアップし、果たして自分がそれに対して上手く回答するのができたかどうか?を検証してみましょう。
回答に詰まった質問は、次の面接に備えて、どう話せばいいか考えておきましょう。
質問に対する回答は、結論+根拠で1セットとするのがポイントです。
参考までに私が面接で聞かれて、回答に少し困った質問をリストアップしておきます。
・社内で頼られる営業マンとは?
・社外で頼られる営業マンとは?
・どういう商品を売りたい?
・(新しい仕事を会社で始めるとして)どういう仕事がしたい?
・あなたの短所を示すエピソードを教えてください
例えば、「社内で頼られる営業マンとは?」という質問に対して、私はこう回答しました。
Q.社内で頼られる営業マンとは?
A.挨拶や感謝、気配りなどの当たり前のコミュニケーションが徹底している人です。
営業は一人では仕事ができません。事務や経理の方々の協力や、先輩との協力があってはじめて仕事を円滑に進めることができます。ですので「この人に協力してあげたい」と自然と思ってもらうことが大切です。そのためには挨拶はもちろん、自分にしてくれた行いに対する感謝や、相手に対する配慮を示す言葉がけや協力する姿勢が大切だと考えています。
この回答の場合、人間性のアピールも織り交ぜることができるので、一挙両得かなと思います。
…とはいえ、かくいう私も、最初はひたすら数をこなすことだけに囚われていました。
「どうせ面接が受かる可能性は低い。ダメ元で数をこなそう。」と考えていました。
どんな面接であっても、一回一回が勝負だと捉えるべきでした。
面接が終わった後は、どういうことを聞かれたのか必ずメモしておきましょう。
〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと⑤諦めない、腐らない
正直言って、何度も心が折れました。笑
「いやもうこれ無理だろ」と思ったことが何度もあります。
面接対策に何時間もかけて、話す内容もしっかり考えたのに、無慈悲で機械的なお祈りメールが届くたびに、頭の中が真っ白になります。
新卒で数か月で辞めた自分が悪いことは百も承知です。
こうなることがわかっていたとはいえ、現実に直面するとかなりキツかったです。
第二新卒の転職活動は、自分のメンタルとの戦いです。
新卒の就職活動よりハードだと思います。
頑張って頑張ってそれでもダメで途方に暮れて、また頑張って頑張ってやっぱりダメで起き上がれなくなり、それでもまた頑張って頑張ってでもダメで…。
先の見えない闇の中を進んで行かなくてはならないです。
自暴自棄になってしまうこともあると思います。
ですが仕事を探すのは、自分の行動でしかできません。
うずくまっている限りは、仕事には就けない。
悲しいかな、これが現実です。
諦めず腐らず、辛くても応募し続ける。
面接を受け続ける。
このメンタルは絶対に必要ですね。
繰り返しになりますが、第二新卒の転職活動は基本的には厳しい戦いとなります。
その点は予め覚悟しておきましょう。
〇第二新卒の私が内定を獲得するまでにやったこと⑥最後に
そもそも自分はなぜ転職活動を始めたのか?
常にその原点を忘れずにいることが大切です。
そうしないと転職の軸がブレますし、求人を探す方向性も定まりませんし、面接で必ず聞かれるであろう「転職理由」に対する回答に困ってしまいます。
私の場合は、希望する部署に配属されず、部署異動もなかったからです。
そこを出発点として、なぜ自分がその職種にこだわるのか、そしてなぜその業界を志望するのかをずーーっと考えていました。
辛く苦しい第二新卒の転職活動を支えるのは、「現状の好転の可能性」です。
今おかれている状況を好転させたい、自分が望む未来を実現させたい。
そうした意欲が、転職活動をやりぬく支えとなります。
どういった業界や企業に行けば、収入が上がるのか?
キャリアアップを見据えた企業を選ぶにはどうしたら良いのか?
その答えを見極めるには、転職の思考法という本がおすすめです。
自分の価値を高めつつ、稼げる業界や企業を見極める判断基準が凝縮された一冊です。
私のレビュー記事も合わせてお読みいただけると、より理解が深まると思います。
なぜ自分が転職活動をしているのか?という動機を忘れずにいると、いつか必ずゴールにたどり着けると思います。
私も頑張ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。