私は、新卒で入社した会社を5か月で辞めました。
世間的に見ればトンデモ人間です。
2021年の9月から現在(2021年11月3日)に至るまで、転職活動に励んでいます。
本記事では、私の転職体験談をまとめていこうと思います。
〇新卒で入った会社を数か月で辞めた場合の書類選考通過率
まずは私のプロフィールを簡単に記載しておきます。
性別:男
学歴:中堅私大(関東)
大学時代の部活:無所属
年齢:23歳(浪人や留年なし)
資格:TOEIC800点超え
希望業種:業界は特にこだわりなし。営業職志望。
さて、これが私の簡単なプロフィールです。
この前提条件を頭の片隅に入れておきながら、私の転職活動の進捗状況を見ていただければ、解像度が上がるかなと思います。
私は会社を辞めてから、片っ端から求人に応募しました。
自分の意思で会社を辞めたくせに、大きな不安があったからです。
それに転職活動を進めるためには、まずは面接を受けなくてはなりません。
そのうえどれくらい書類が通過するかも分からなかったので、とにかく母数を増やすしかありませんでした。
求人を探すうえで使っているサイトは主に2つ。
※今回はマイナビ転職で応募した企業に絞って書きます。
dodaやリクルートエージェントは即戦力の中途人材を求める求人が多かったので、第二新卒に該当する私は使っていません。
マイナビ転職の書類選考通過率は、こんな感じです。
書類応募:47社
書類通過:23社
書類選考通過率:49%
ちなみに応募している求人の検索条件は、以下の通り。
私の職歴は全くと言っていいほど価値がありません。
なので応募するハードルが高くない企業に絞って、応募しました。
そのような検索フィルターをかけてようやく書類通過率が約50%です。
本来ならもう少し吟味して応募するべきでしたが、何社通るか分からなかったので、とにかく数を打ちました。
しかし目に見えていたことではありますが、選考を受ける企業が増えれば増えるほど、1社当たりに対する選考対策がおろそかになってしまいます。
私自身の大きな反省点です。
さて、次は面接の通過率です。
面接を受けた企業数:11社
一次面接通過:2社
一次面接落選:7社
結果待ち:2社
一次面接通過率(現段階で29%)
最終選考通過:1社
辞退の連絡を送り、面接を受けなかった企業様もあります。
そもそも私は企業を選ぶ立場にはないのですが、これ以上短期離職を繰り返すことはできません。
ですから次に入る企業はなるべくじっくり見極めたい。
職歴のことを考えて、妥協と慎重さをうまいこと両立して自分が入りたいと思える企業に入りたい。
雇用条件や待遇に大きな差がないことは確かでしょうけど、業界や社風はそれぞれ異なりますから、焦った妥協には気を付けています。
最終的な結果ですが、47社に書類を送り、内定を頂けたのは1社。
最後までたどり着いたのは、わずか2%ほど。
ですが、せっかく内定を頂けたものの、入社という選択はしませんでした。
とにかく内定が欲しくて焦っていましたが、選考を重ねるうちに、いくつかの場面で大きな違和感が芽生えるようになったからです。
贅沢言ってる場合ではないのですが。
とはいえ、遅くとも年内には転職先を決める予定です。
いえ、決めなくてはなりません。
「どこかにもっと良い求人があるはず」といった理想郷を探し求めていても、無駄というか、あったとしても私より市場価値の高い人材が行く場所だからです。
現在最終選考まで進んでいる会社もありますし、なんとかキャリアを立て直したいところです。
〇新卒早期離職者が転職活動を進めるうえで困ったこと
さてここからは、私が転職活動をしていて困ったことを書いていこうと思います。
①最初から選考を通す気がないのかな?という面接が結構ある
これ地味にあります。
面接を受けに行くと、「ウチは今事業を拡大させていくために、経験者が欲しいんだよね~」と面接官の方に言われたことがあります。
募集人材の要件が社内で共有されていないのか、はたまたとりあえず来るもの拒まずで話だけ聞いてみようと思っているのか、理由は知る由もありませんが。
②前職での成功体験を聞かれる
前職での成功体験を聞かれると、回答に困ってしまいます。
これは完全に自業自得ですけどね。
そもそも前職の仕事は工夫の余地ゼロで、それに危機感を感じて転職を決意したのですが、面接で仕事の成功体験を聞かれると答えに窮します。
「仕事の成功体験を積むためにはまず営業職に転職がしたくて~」「ガンガン稼いでいきたいので~」というのが本音ですが、あまり大っぴらに言うことではないですし、(後者の回答は不動産とかベンチャーならアリだと思いますが)
「前職での成功体験がありません」というのは不合格直結案件ですし、むりくり成功体験っぽいものをひねり出しても、当然ながら面接官の反応は芳しくありません。
③前職と面接を受けた企業の業種の違いについて
前職と業界や職種が異なる場合、志望動機の軸がどう変わったか、面接官に納得していただくことが結構大変だったりします。
割と自分では筋道立てて、ジョブチェンジをする理由を語っているつもりですし、エージェントにも褒められたのですが、面接官によっては中々納得してくれない人もいます。
私は主体的に考えて行動して成果を出す仕事がやりたいと強く感じるようになりました。
となると、それに該当するのが営業職です。
そのような営業志向は、昔からあったと思うのですが、実際に社会に出て仕事をやってみると、より強くハッキリと実感するようになりました。
つまり学生時代における自己分析や自己認識が甘かったということですね。
私の場合、やりたいことが大きく変わった、というよりかは自分がやりたい仕事が明確になったというのが正しいのですが、企業からは「またすぐに辞めねえだろうな?」という厳しい審査が入りますから、信頼していただくことがやはり難しいです。
〇新卒1社目の重要性
至る所で言われていますが、日本におけるファーストキャリアは超大事です。
改めて痛感しました。
ファーストキャリアとして選んだ会社が、受動的な業務が求められる事業を営む会社であれば、「自らの意思で成果を生んだ経験」を作りにくく、そうなると何年働いたところで転職先の選択肢は広がるどころか、年数に応じて市場価値が反比例します。
もちろんどんな環境であっても自分次第ではあるのですが、求められていない仕事をやろうと躍起になっても迷惑をかけるだけでしょう。
自分がその会社の業務にフィットしていくか、その会社から出ていくか。
所属している会社の環境を自分の思うようにゴッソリ変えるのは実現可能性に欠けるでしょうし、できたとしても多大な年数を費やしそうです。
新卒3年神話は、企業によりけりですね。
営業職なら割と応用が利きそうですし、あらゆる業界に需要がありますから、3年続ける価値はありそうです。
※私は営業職じゃない仕事だったので、悩んだ末転職に踏み切りました。
キャリアを形成していくのは、やはり自己責任です。
仕事を進めていくうえでも自責思考が大切だと思います。
ですから私も他責思考はなるべく控えているつもりです。
1社目を選んだのも自分の責任ですし、その企業自体は良い企業だったと思います。
ですが自分が思い描く将来のビジョンがここ1年で大きく変わった。
そのためにはどうしても転職が必要だったということです。
新卒で早期離職をして転職活動をしていると、こちらではどうしようもできない突っ込みが多々あります。
そんなすぐ辞めるならなんでその会社にしたの?
自分の考えが甘かったんじゃないの?
キミに何ができるの?何もできないんじゃないの?
ハイそうです、としか言えません。
全て真っ当な指摘です。
新卒の就活とは違い、ポテンシャルだけを見てもらうというわけにはいかなくなりました。
ですが諦めていてもやはり現状は好転しないので、面接で熱量を伝えつつロジカルな回答を心がけて内定を勝ち取りたいところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。