【実体験】第二新卒で転職するなら、たった一つだけ覚悟しておくべきことがあります。
弊ブログで何度か語っているが、私は新卒で入った会社を五か月で辞めている。
その後、三か月の空白期間を挟んで転職をした。
いわゆる「第二新卒」としての転職に該当する。
これまでは第二新卒として転職するためのノウハウを、実体験に基づいて解説してきた。
本記事では、趣向を変えて、「第二新卒として転職する際に、覚悟しておくべきこと」を語っていきたいと思う。
第二新卒として転職することの最大のメリットは、未経験の業種に挑戦できるという事。
若さというポテンシャルを評価してもらえるからこそ、成しえることだ。
30代以降は、これまでの実績や経験が問われるため未経験での転職はかなり厳しい。
しかしあらゆる物事は表裏一体であり、メリットの裏には必ずデメリットもある。
第二新卒として転職する場合に頭に入れておきたい注意点が存在する。
第二新卒として転職を考えている若手ビジネスパーソンの参考になればと思う。
〇第二新卒として転職するなら覚悟しておくべきこと 経験が浅くとも「即戦力」扱いのパフォーマンスを発揮しなくてはならない。
第二新卒は、就業経験が浅い。(一般的な定義は新卒から数えて三年以内)
従って、職務を遂行する能力は決して高いとは言えない。
基本的なビジネスマナーは備えているとしても、仕事に関する実績はほとんどないし、経験もそう多くは積んでいないだろう。
数年、十数年、或いは数十年働いている人には到底追いつけない。
中途採用では、「即戦力となる人材」が求められる。
例え経験が浅くとも、即戦力と呼ぶに相応しいパフォーマンスを発揮することが求められる。
それが給料に対する「対価」であるから、よくよく考えれば当然のことなのだが。
反対に日本の会社は、おおむねどこの会社でも新卒には優しいというか、あまり厳しくないといえる。
長期的なスパンに渡って育成することを前提として新卒は採用されるので、中途採用ほどケツを叩かれることもないだろう。(もちろん業界によって異なるだろうが。)
私の場合は、未経験の業界&職種に転職をしている。
なので、業界に関する知識をまず覚える必要があるし、仕事のやりかたも1から覚えなくてはならないのでかなり大変だった。
新卒の時と違って、数か月に及ぶような教育研修もない。
一刻も早く知識を身に着けて成果を挙げなくてはいけないので、プレッシャーもかなり大きくなる。
もし仮にあなたが第二新卒として転職する場合は、「即戦力」としての役割を期待されていることを念頭に置いておくと良い。
そしてそのプレッシャーは結構大きいので、相応の覚悟をしておこう。
新卒の頃と違って、「新人さんだから」と甘目に見てもらえることは、ないと思っておいたほうが賢明だろう。
会社は利益を出さないと存続できないため、従業員は成果を出すことが当然ながら求められる。
仕事に慣れるまでは仕方がないよ~と言ってもらえるのは、新卒までである。
経験が浅いとか、やったことがないからと言って許されることもビジネス社会においてはない。
なぜならビジネスの場においては、「カネを引っ張ってこれるやつ」が偉いからだ。
カネを生み出せない、或いは何かしら企業に利益を還元できるような能力がないやつにわざわざ優しくする義理がないというのが、実情だろう。
また第二新卒として転職する場合、入社時期によっては同期がいないこともある。
まぁ、これは「なんだその程度か」と思われがちなのだが、同期入社の同僚が居ないのは、地味に孤独感がある。
「会社は馴れ合いの場所じゃない。」「お金を稼ぐための場所だから友達とか不要。」と割り切れるメンタルを備えているなら、この点は気にならないだろう。
あくまで私個人の考えだが、やはり職場においても人間関係というのは軽視できない。
人間の幸福度と人間関係の充実度合いには、大きな相関関係があるはずだ。
同年代の同僚が居ない場合、仕事の悩みの相談も結構しづらかったりする。
年齢が離れていると、そもそも話をチューニングさせることも難しくて、お互い気を使ってしまう。
お互い協力しあえるような同期が居ない孤独感を抱いている場合は、職場外での人間関係を充実させたり、孤独に耐えうるメンタルを少しずつ育てていく必要があるだろう。
まとめに入ろう。
もしあなたが第二新卒として転職する場合、
一刻も早く成果を出さなくてはいけないという意識を持ち、周囲からのプレッシャーに耐えつつ、(同期入社組が居ないのなら)職場外での人間関係を充実させながら、なるべく早く一人前になろう。
第二新卒として転職したら、最初はかなりキツいのだが、
逆に言えば、新卒でゆっくり成長していくよりも、短い期間で大きく成長を遂げることだってできる。
冒頭で述べたように、何事も表裏一体である。
キツいことを乗り越えた先には、進化した自分が待っているだろう。
そうしてまたひとつ自分のキャリアを登っていくのだ。
今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。