世の中には、「ブロガー」という職業が存在する。
彼らは、自分でブログを運営してお金を稼いでいる。
月に数万円、それどころか数十万円、数百万円を稼ぐ強者も存在する。
…もし仮に副業でブログを始めて、月に数万円の収入が増えたらあなたの生活は、より豊かなものとなるだろう。
しかし、
「ブログの広告収入は一体どのような仕組みなのか?」
「ブログで広告収入を得たいけど、どのように取り組んだらいいか分からない。」
「アフィリエイトっていったいどういうものなのか?」
「とにかく副業で月収を増やしたい!」
と、悩んでいる人も多いはずだ。
でも安心してほしい。
ブログの収入の仕組みは、さほど難しくない。
それどころか至ってシンプルだ。
そこで本記事では、
実際にブログでお金を稼いでいる私が「ブログの広告収入の仕組み・ブログでのお金の稼ぎ方」について解説していく。
具体的には以下のポイントについて解説していく。
・ブログで広告収入を得る方法
・広告収入の種類
・より多く収益を稼ぐためにすべき1つのこと
・自分で商品を作ることの重要性
・稼げるブログの作り方
・今からブログを始めても稼げるのか?
従って、本記事は以下のような人にオススメだ!
✓とにかくお金を稼ぎたい人
✓ブログで広告収入を得たい人
✓副業でお金を稼ぎたい人
✓ブログを始めたばかりで、お金の稼ぎ方の知識がまだ不十分な人
〇ブログの広告収入の仕組み
それでは、まずブログの広告収入の仕組みについて知っておこう。
ブログの広告には、3つの種類があるので、それぞれ区別して覚えてほしい。
①クリック報酬型広告
③企業などから依頼されて掲載する広告
この3つだ。
それぞれ順を追って解説していく。
■①クリック報酬型広告
クリック報酬型広告とは、あなたのサイトを訪れたユーザーが、あなたのサイトに掲載されている広告をクリックすることで発生する収益のことである。
当然ながら、全てのユーザーが広告をクリックするわけではないので、出来るかぎり多くのユーザーを集める必要がある。
取り扱う広告や、媒体そのものの集客率やブランディングなどの要素によって異なるが、広告がクリックされる確率はせいぜい数%が平均の値だ。
クリック報酬型広告で収入を得るためには、広告を取り扱っているサイトに、広告を掲載するための申請をしなくてはならない。
そしてその審査に通る必要がある。
代表的なサイトは、Google AdSense - ウェブサイトを収益化
グーグルアドセンスだ。
各ブログによって1クリックあたりの報酬額は異なるが、およそ20~40円が平均と言われている。
クリック報酬で稼いでいるブロガーのほとんどは、このグーグルアドセンスを利用している。
広告のバリュエーションやジャンルも多く、インターネットユーザーに適した広告を配信できる。
そして掲載される広告は、グーグル側が各ユーザー(サイトの訪問者)に最適なものを選んでいる。
その分クリック率も高まるので、ぜひおすすめだ。
また、自分自身で好きな場所に広告を設置することが可能なので、自由度も高い。
■②アフィリエイト
アフィリエイトとは、「ECやオンラインショップで販売されている商品」を自分のサイト(=ブログ)に掲載し、そこで発生した売り上げの一部が報酬として支払われる仕組みのことだ。
つまり、何らかの商品を自分で選んで、ブログ記事で紹介するということ。
いわばネット上の営業マンのような仕事だ。
例えば営業マンは、商品を買ってもらうために、その商品の魅力やメリットを最大限アピールするし、それと同時に顧客のニーズを探ろうとする。
そしてそのニーズを満たすための商品を勧める。
アフィリエイトも本質は同じ。
自分のブログを訪れた訪問者に対して、
「この商品を買いたい!」と思ってもらえるような、文章やコンテンツを仕上げる必要がある。
クリックされるだけで報酬が発生するのとは違って、アフィリエイトは、自分のブログ記事を経由して、商品を購入してもらわないといけないので、難易度はやや高め。
しかし、稼げる報酬額も、アフィリエイトの方が断然高い。
なので、もしブログで月に数万円、あるいはそれ以上稼ぎたいならアフィリエイトの知識は必須となる。
アフィリエイトを始めるには、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に自分のサイトを登録しておこう。
ASPには、企業が宣伝してほしい商品が登録されている。
ブロガーは、その中から「自分がブログで紹介したい商品」を選んで、広告を掲載する。
またASPは、いくつもの企業が存在する。
それぞれの企業が取り扱っている商品も異なる。
代表的なのが、
・A8.net(国内最大規模)
・ValueCommerce(国内で最初に登場したASP)
・afb(美容や健康食品に強い)
だろう。
他にも数多くのASPが存在するが、初心者は、A8.netから始めてみることをオススメする。
サイトの審査が比較的やさしく、広告主数も2万を超える大きな規模だからだ。
自分のサイトやブログを持っていなくても、登録は可能。
ブログで広告収入を稼ぎたいのなら、まずはアフィリエイトで商品を売ってみよう。
■③企業などから依頼されて掲載する広告
あなたのブログにぜひ広告を掲載させてほしい!と依頼が来ることもある。
例えば、TVや新聞、ラジオなど、多くの人が見るメディアには必ず広告(CM)がある。
それと同じで、影響力のあるブログには、広告が集まるのだ。
今や(ブログを含む)webメディアは、旧来のメディアに並ぶ勢いの位置づけだ。
事実、ネット広告には莫大なお金が流れている。
当然だが、企業から広告の掲載が依頼されるには、「広告を掲載するだけの価値がある」と思わせる必要がある。
その為に満たしておくべき要素は、大きく分けて二つある。
①アクセス数が多い
②何らかのジャンルに特化している。
①の、アクセス数が多いのは、言わずもがなだろう。
多くの人が集まれば、その分広告を見る人の数も増える。
重要なのは、②だ。
何らかのジャンルに特化していれば、広告を集めやすくなる。
例えば仮に、「小学校/中学校の野球専門」のブログを運営するとしよう。
ある地域に特化した野球の試合情報を掲載したり、小学生~中学生に適した野球の練習方法を紹介したとする。
この場合、顧客(=サイトの訪問者)は明確である。
野球をやっている小学生もしくは中学生であり、その親御さんだ。
広告を依頼する企業の目的は、自社の商品認知拡大と売り上げの促進である。
メディアに集まるユーザー層が明確であれば、企業とのニーズも合致しやすい。
子ども用の野球道具を専門的に取り扱っている商店を思い浮かべてみる。
集客に悩んでいるため、広告を出したいが、無駄な失敗は避けたい。
しかし、「野球をやっている小学生中学生のためのメディア」であれば、まさにピッタリな宣伝ができる。
よって、広告を依頼される可能性がある。
実際は、アフィリエイトにせよ、広告にせよ、稼げるジャンルは絞られている。
稼げるジャンルは、以下の通りだ。
それぞれ市場規模が大きく、人間の強い根源的な欲求=お金をたくさん稼ぎたいという欲求に基づいているため、動く金額も多い。
競合サイトが多いため、稼ぐのは大変だが、ぜひとも挑戦するべきジャンルだ。
〇より多く収入を稼ぐために必要な、たった1つのこと
ここまで、ブログの「広告収入」について解説してきた。
この記事を読んでいる読者の方は、「とにかくお金を稼ぎたい」という願望を抱いていることだろう。
その為にすべきことが一つある。
それは、「自分の商品を販売する」ということ。
クリック型の広告収入は、1クリック当たり20~40円。
アフィリエイトは、紹介した商品の売り上げの一部が報酬。
しかし、自分の商品を売れば、売り上げは全てあなたのものとなる。
ある程度アクセス数を稼げるようになり、ブログのジャンルや方向性も定まり、メディアとして育ってきたら、絶対にトライすべきだ。
…とはいえ、商品なんて持ってないよ!
何を売ればいいの?と思ってしまうかもしれない。
ひとくちに商品といっても、その種類は様々だ。
あなたのスキルを売ってもいいし、モノを作ってもいい。
以下にいくつかの例をザッと挙げてみる。
…などなど、これらはほんの一例だ。
あなたができることを、自分のブログで紹介してみよう。
あなたのブログをいつも読んでいる読者の方から、仕事の依頼や商品の購入の申し込みがあるかもしれない。
心理学の法則で、「ザイアンスの法則」というものがある。
人や物、サービスに何度も触れることで警戒心が薄れ、関心や好意を持ちやすくなるという心理的な効果だ。
これはマーケティングや商品のセールスにも応用されている。
はじめのうちは、否定的ないしは無関心であったとしても、何度も接触することで、肯定的なイメージが生まれるのだ。
従ってブログやSNSで、読者にとってメリットのあるコンテンツを繰り返し発信して、継続的にフォローしてくれるファン及び読者を掴むことが重要だ。
その為には、ブログの管理人であるあなたの個性を徐々に打ち出していくといい。
そうすることでファンも付きやすくなるし、差別化も図れる。
順序を整理しよう。
①読者にとってメリットのあるコンテンツ発信を継続する
②次第に、あなた自身の考えやキャラクター性を打ち出していく
③あなたを濃く支持してくれるフォロワー(読者)を増やす
④良質なコンテンツの発信活動は継続する
⑤自分のスキルや個性を活かした商品を販売する
超簡単にまとめると、このようになる。
…実際はここまで単純ではないし、そう簡単に上手くいくものでもないが、あくまでイメージとして知っておいてほしい。
また、商品は何か製品やサービスを売るだけとは限らない。
自分でオンラインイベントを企画したり、オンラインサロンを立ち上げても良い。
〇稼げるブログの作り方
ここまで読み進めてきて、ブログでの広告収入の仕組みや稼ぎ方が分かってきたと思う。
この章では、稼げるブログの作り方を解説していこうと思う。
まず前提となるのが、アクセス数の多さ。
アクセス数を集めるためには、SEO(検索エンジン最適化)の知識が必要となる。
Googleで検索された時に、上位にあなたのページが表示されるための取り組みがSEOだ。
つまり、「Googleに評価されるブログ」でなくてはならない。
次に考えるべきは、対象となるジャンル。
先ほど挙げたように、市場規模が大きくて、人々の消費行動に結びつきが強いジャンルであることが望ましい。
そしてそのジャンルに特化したサイトを構築すること。
集客するユーザー層も、重要な要素の1つだ。
なんとなくネットを眺めているユーザーではなくて、「何らかの目的意識を持ったユーザー」をなるべく多く集めよう。
例えば、仮想通貨を始めたいけど、何から始めたらいいか分からないという悩みを抱えている人が居たとする。
この人の場合、その悩みを解決するような情報が手に入れば、仮想通貨を始める可能性はかなり高い。
つまりあなたが良質な「仮想通貨の始め方に関する情報」を提供できれば、高確率で成約を期待できる。
また他の例として、「新しい冷蔵庫を買おうと思っている人」が居たとする。
この人も、「良い冷蔵庫が見つかれば買う」という目的意識を持っている。
その為、あなたが紹介する冷蔵庫の魅力を効果的にアピールできれば、購入に至る可能性も高まる。
もちろん他のブロガー(アフィリエイター)との競争に打ち勝たなくてはいけないが。
もしあなたのブログが何らかのジャンルに特化していれば、ユーザーからの信頼も集まりやすい。
毎回違うジャンルの商品を紹介しているアフィリエイターと、「家電専門」のアフィリエイターが居たとする。
「家電を買いたいと思っている人」は、恐らく後者を参考にするだろう。
家電専門のブログだから、この人は家電に詳しいに違いないと思ってもらえるのだ。
それだけでなく、「家電と言ったらこの人」という1つのジャンルにおいて、トップになれる可能性もある。
そうすれば収益を上げやすくなるし、パッと思い浮かべてもらうことができる。
例えば、コンビニアイス専門のブログを運営している「アイスマン福留」という方は、TVやラジオなどメディアにも度々出演している。
ブログ運営においても、何らかのジャンルに特化しよう。
〇今からブログを始めても稼げるのか?
出展:アフィリエイト市場は3258億円の見込み(2020年度)、ITPによるクッキー制限、ヤフーの広告出稿厳格化など環境変化の1年 | ネットショップ担当者フォーラム
結論から言えば、稼げる。
まずアフィリエイトの市場は今後も拡大していく。
広告を出す側も、旧来のメディア(TVや新聞)から、アフィリエイトにシフトしている。
またスマホでの消費活動が一般的となり、EC分野も拡大している。
3年後には、アフィリエイト市場規模は、4951億円に達する見込みだ。
アフィリエイトは、参入障壁が限りなく0に近く、誰でも始めることのできるビジネスだ。
だからなのか、「今更やっても遅いよ。」という意見を目にすることが少なくない。
しかし、アフィリエイト市場が拡大しているので、全体のパイ(取り分)は増えている。
ブログに近い媒体として雑誌が挙げられる。
後発の雑誌でも、十分に人気は出る余地はあるし、逆に古くからある雑誌が廃刊に追い込まれることもある。
ブログだって同じで、一度人気になれば、ずっとそれが安泰という保証はない。
後発組だろうが、ユーザーの検索ニーズを理解したうえで、良質なコンテンツを発信し、SEOを対策したサイトデザインであれば、全然稼げる。
なので、今から始めても遅いだろうか…
無駄だろうか…
とクヨクヨと悩む暇などないし、意味ないので、さっさと行動に移そう。
〇最後に
ブログで広告収入を稼ぐということは、ビジネスの原則と同じだ。
すなわち消費者=検索ユーザーが何を欲しがっているのか?を把握し、それに対応する解決策やコンテンツ、商品を紹介すればよい。
そして人間の強い欲望(お金がたくさん欲しい、性欲発散したい)に紐づいているほど、消費行動を促しやすい。
いずれにせよ、ユーザーの気持ちを最大限考えたうえで、計画的にブログを運営していく必要がある。
コツコツ地道に頑張っていけば、必ず稼げるようになるのが、ブログの広告収入やアフィリエイトの大きなメリットだ。
頑張りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。