Mizuki Blog

Mizuki Blog

【第二新卒】転職エージェントとの面談で気をつけること6選!

転職活動を始めたいとは思ったものの、何から始めたらいいか分からないという人や、平日は仕事で忙しくて転職に時間を割けない、という人にとっての味方となるのが転職エージェントである。

 

一度でも転職活動を経験したことがある会社員ならば、会社の選び方や面接での受け答えについての知識は蓄積されているはずだ。

 

しかし20代で初めて転職活動をするという人や、社会人経験が浅い第二新卒の場合、何をすべきか分からない状態にある。

 

現代の日本社会においては、一つの会社で長く勤めるという旧来の働き方は廃れつつあり、転職が一般的なものとなった。

そして、転職を専門的にサポートする人材会社も多く増加した。

転職をする際に、まずは転職エージェントに面談を申し込むというのが一般的となった。

 

彼らの存在はメリットもあれば、デメリットもある。

上手に彼らと付き合うことができれば、あなたの転職活動はスムーズに進むだろう。

しかし一方で、「転職エージェントを使って後悔した」「転職エージェントに騙された」などど感じる人も居る。

 

そこで本記事では、「第二新卒が転職エージェントを使う際に気をつけるべきこと6選」と題して、彼らに相談する際の注意点をまとめていきたい。

 

 こんな人にオススメ!

第二新卒で転職を考えている人

第二新卒で既に転職活動中の人

✓転職活動に不安がある人

 

 

①まずは転職エージェントのビジネスモデルを知ろう!

前提として、頭に入れておくべきことは「転職エージェントのビジネスモデル」である。

 

「なぜそんなことを知る必要があるのか?」と思うかもしれないが、重要なポイントなので、ざっくりとでいいので、知っておこう。

 

以下の画像は、人材紹介会社のビジネスモデルだ。

f:id:mizuki19980513:20210531122604j:plain

お金の流れに注目してみてほしい。

 

人材紹介会社は、企業から採用活動の仲介の依頼を受ける。

そして実際に求職者と企業がマッチングして、採用が成立した場合、「企業から人材会社」にお金が支払われる。

 

つまり、人材紹介会社にとってのお客様は企業であって、求職者ではないのだ。

 

転職エージェントの仕事を簡単にリスト化してみると、

 

①企業が人材紹介会社に対して、「求める人材の条件」を提示する。

②エージェントは、その条件を満たす人材を探して、企業に紹介する。

③マッチングが成立すれば、エージェントのノルマ達成の糧となる。

 

…超単純にまとめると、このようになる。

 

とはいえ、エージェントは求職者であるあなたの希望条件も聞いてくれる。

コロナ禍の現在だと、電話やweb面談などで、どのような業界に行きたいかを詳しくヒアリングしてくれるだろう。

 

ただ、「あなたの志望する業界や企業が求める条件」を、あなたが満たしていなければ、残念ながら希望する求人は紹介してもらえない。

なぜならその企業が求める人材の対象外となってしまうからだ。

エージェントにとっても、マッチングが成立しないのなら、最初から紹介する意味がない。

 

非常にシビアであるが、現実として受け止めておこう。

 

また、紹介料の安い企業の場合、人材会社にとっての利益も少ないので、紹介を嫌がるケースもある。

大手企業ではなく、中小企業の人材紹介会社はこのようなことがあるので注意しておこう。

 

②エージェントの言葉は鵜吞みにせずに、いったん保留!

f:id:mizuki19980513:20210531133034j:plain

先ほど人材会社のビジネスモデルについて解説した通り、エージェントは企業と求職者をマッチングさせるのが仕事の一つだ。

 

全ての求職者の希望を叶えることは残念ながら難しい。

 

そして、そういうスタンス(求職者の希望を全部叶える)で臨んでいる限り、エージェントに強いられているノルマ(企業と求職者の採用成立件数)には到達し得ない。

とにかく一人でも多く、求職者を転職させるのが彼らの仕事なのだ。

 

つまり、時として転職エージェントは、求職者であるあなたの意向をガン無視して、自分のノルマを達成しようとする。

 

転職エージェントもビジネスとしてあなたの転職を支援しているのであって、慈善活動ではないからだ。

彼ら(=エージェント)の利益が優先されることは決して珍しくないことである。

 

あなたにとっては、たった一人のエージェントであっても、エージェントからしたらあなたは多数居る求職者のうちの一人であるからだ。

(※もちろん一人ひとり真摯に向き合っているエージェントさんもたくさんいらっしゃると思います。)

 

もちろん強引に求人をオススメしていることを悟られないため、口八丁でそれっぽい文言を並べ立ててくるだろう。

 

「不景気にも強い業界ですよ~」とか、「手に職をつけることができます。」というなんだか一見良さげに聞こえる謳い文句は、よく見極めた方が良い。

 

IT業界であれば、3次請け、4次請けの「単純作業でスキルが身につかない仕事」ばかり割り振られてしまう企業かもしれないし、親会社からの出向先で幹部や役員が固められていて、昇進ができない子会社なのかもしれない。

もし仮に長期的な視点で見据えて、収入を今後増やしていきたいのであれば、別の道を考えた方が良いだろう。

 

とにかく、「自分が興味のない業界」「志望していない業界」の求人を勧められたら、必ず一度保留した方が良い。

 

ネットで企業の口コミを見たり、実際にその業界で働いている人の口コミや意見などをSNSで探してみよう。

少なくともエージェントが言うよりかは、現実に即した業界事情を知ることができる。

 

また、「その企業に応募するかどうか少し考えさせてください。」と言うと、返事を急かしてくるエージェントも居るが、その場合は、違うエージェントに乗り換えよう。

転職支援サービスは多数存在するので、一つの会社に依存する必要はない。

 

第二新卒で転職をする場合、各業界に関する知識や実態に関する認識が不足してしまいがちだ。

なので、エージェントが言っていることが、現実的に正しいかどうかの判別が難しい。

結局のところ自分の身は自分で守るしかないので、ネットや本を駆使して、情報をたくさん吸収しよう。

 

③エージェントがゴリ押ししてくる求人には要注意!

 

f:id:mizuki19980513:20210531142245j:plain
エージェントが強くプッシュしてくる求人には、裏にカラクリが潜んでいる。

彼らが強く勧めてくる求人とは、「成約率の高い求人」である可能性が高い。

そしてそれに該当するのが、人手不足の業界だ。

 

人手が足りていない業界は、スキルや職歴などを問わず採用のハードルが低い。

従って、とにかく求職者を紹介さえすれば、ほぼマッチングするという算段だ。

 

第二新卒の場合、転職市場においては弱い立場にある。

実績やスキルも、他の転職希望者に比べて、どうしても劣ってしまう。

 

従って、選択肢も限られてしまうこともあるが(これは個人差がある)かといって、無理やり自分が行きたくない業界に転職をする必要は全くないので、エージェントの口車に乗せられないように注意しよう。

 

転職を焦っている状況にあると、つい自分の希望から外れた就職先で妥協してしまいがちだ。

できることなら生活資金が2~3か月分あって、転職活動の合間にバイトをしておくのが良いだろう。

心に余裕がない状態で、とにかく就職先を決めなきゃと焦っていると、エージェントにつけこまれてしまったり、正常な判断ができなくなるからだ。

 

④自分が転職先に求める条件や、志望する業界を予め決めておく

転職の軸が定まっていないと、あなたの転職活動は上手くいかなくなるかもしれない。

自分の意思が明確でないと、周囲の意見に流された状態で、転職先を決めてしまうことになる。

そして再び短期での転職をすることになってしまうかもしれない。

 

転職が当たり前の時代になったとはいえ、短期離職を繰り返すことは好ましくない。

従って、よく考えてから転職先を決めよう。

 

第二新卒の転職先の探し方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ目を通してほしい。

mizuki19980513.hatenablog.com

⑤求人で見ておくべきポイント

実際に紹介された求人の選考に進むかどうかの判断基準として、3つの項目をリストアップしてみる。

 

・年間休日

・手当の額と基本給の額

・雇用形態別の福利厚生

 

次にそれぞれの項目についての概要を解説していく。

 

■年間休日数

年間休日数が120日あれば、いわゆるカレンダー通りに休日として休むことができる。

土日が休める完全週休二日制で、祝日やお盆休み、年末年始の休暇なども取得することができる。

 

また、よく混同しやすい「完全週休二日制」と「週休二日制」の意味もしっかり区別して覚えよう。

 

・完全週休二日制➡毎週土日が休みの精度のこと

週休二日制➡一か月に一度以上、週に二日間休みがある制度のこと

 

土日はしっかりと休みたいというのであれば、注意してチェックしよう。

■手当の額と基本給の額

基本給は少ないものの、手当額が大きい場合、一見すると支給額が多いので好待遇のように思えるが要注意。

残業代や賞与(ボーナス)は基本給を基に計算する企業も多いため、基本給が低いとそれだけ支給される残業代等が少ない金額となってしまう。

 

■雇用形態別の福利厚生

派遣社員と正社員では、福利厚生に差がある場合が多く、使用期間中は「契約社員」として雇用する企業も存在するので、こちらもしっかりと目を通しておこう。

 

⑥転職の本質を知ろう

企業が中途採用する目的とは、即戦力となる人材の採用である。

会社という組織を存続するためには、利益を生み出し続けなければならない。

そしてその利益を生み出すための業務を遂行する人物が欠けてしまった時、企業はその埋め合わせとして、中途募集をする。

 

従って、自分が望む企業及び業界に転職をしたい場合、そこに求められる条件(実績やスキル、経験等)を備えている自分でないといけない。

その為には資格の勉強をしたり、今の職場で成果を上げるために、仕事に真面目に取り組む必要がある。

 

転職をする際にも、

 

自分が将来どのような仕事したいのか?

どのような働き方をしたいのか?

自分が企業に貢献できることは何か?

 

についてしっかり考えておけば、自分が望む転職先も明確になるだろう。

転職活動を始めるのであれば、まずは職務経歴書を用意して、転職サイトに掲載されている求人を眺めることから始めてみればいい。

【第二新卒】新卒ですぐ辞めた場合の職務経歴書の書き方を項目別に徹底解説! - ビジネス思考の解剖

 

■最後に

転職エージェントにはメリットもあれば、デメリットもある。

彼らとの向き合い方を知っておけば、あなたは上手にエージェントのメリットだけを受け取ることができる。

その為にも、本記事や弊ブログが役に立てば幸いである。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

プライバシーポリシー