【第二新卒】新卒二ヶ月目のワイが転職活動をしている理由とその現状www
私は新卒入社して、なんとわずか一週間後には転職エージェントに登録していた。
毎年春になるとTwitterや5chに現れる「新卒で入った会社をすぐ辞めたったwww系」の人間に、まさか自分がなるとは思ってもみなかった。
原因はと言えば、以下の3つの理由が挙げられる。
①元々志望している業界ではなかった。
②内定が中々貰えず、企業の採用も佳境に差し掛かった時期にようやく内定を頂けた会社だった。(言葉を選ばずに言えば、「妥協」して入社した会社だった。)
③一つ目の理由に通ずるが、自分のやりたい仕事とはやや性質が異なっていた。
つまり(これまた失礼な表現で申し訳ないが)不本意な入社だったわけだ。
「俺の居場所はやっぱここじゃねえ!もう無理だ!」
と、わずか一週間で根を上げてしまうクソ雑魚メンタルっぷりには、我ながら呆れてしまう。
まぁともかく新卒で会社に入って、一週間後にはボチボチと転職活動を始めた。
4/8から今日(2021/5/14)に至るまでの転職活動の状況や思ったことを本記事にまとめていきたい。
〇立ちはだかる社会の常識
転職が当たり前になった時代と言われて久しい。
スキルを高め、よりよい収入を求めて転職しましょうという風潮はもはや一般的な考えとして定着した。
コロナ禍で先行き不透明な時代の最中、今後このような価値観はより一層強固なものとなっていくだろう。
しかしそれは、ある程度のキャリアを積んだ会社員にのみ当てはまる。
なぜなら基本的に、転職市場においては「スキルや経験」が重視される。
そして中途採用=即戦力となる人材の補充である。
会社とは、価値を生み出すための集合体だ。
よって当然のことながら、仕事を通じて価値を生み出せる人間のみが評価される。
そして残念ながら私にはその能力がない。
また昨今では、「第二新卒」という概念も広まりつつある。
第二新卒とは、新卒で入社して3年未満の会社員を指す。
第二新卒もまた、転職市場では結構人気が高いらしい。
ある程度の職務経験があって尚且つ新人研修をするコストも省けるからだ。
それでいて自分の会社の色に染めることができる(らしい)ので企業側にとって欲しい人材なのだそうだ。
一口に「三年未満」といっても、1日だけ会社に在籍していた人と、2年ほど会社で経験を積んだ人間には、当然ながら大きな差がある。
私の場合は(会社を辞めてはいないものの)前者に近いが、転職エージェントからは概ね冷たい反応が返ってきた。
〇転職エージェントにとっても私は不要な存在
「せめて半年や一年は今の会社に居ましょう。」
「二年ほど耐えれば、紹介できる求人もいっぱいありますよ。」
「今やめるのはもったいないです。」
かれこれ10人ほどのエージェントに相談したが、ほとんどが上記のような答えだった。
どれもこれも正しいので、反論のしようがなかった。
ただ私は今の会社や業界がやっぱり好きではないので、転職したいのだが・・・。
エージェントからすれば、新卒ですぐ転職したがってる人間に構っている時間はないというのが実情だろう。
私は人材業界には明るくはないが、恐らく「求職者と企業の採用の仲介を何件マッチングさせるべし」みたいなノルマがあるのだと思う。
で、もちろん転職市場で評価されるような人間は期待値高いんで、転職エージェントも張り切って彼らの転職活動を支援する。(結果的にそれがエージェントのノルマ達成にも関わってくる。)
反対に、私のような新卒すぐ辞めたい君は、転職市場における価値はウンコみたいなものなので期待値もマイナス。よって企業側にとっては不要な人材だ。
マッチング成立の見込みが低いとなると転職エージェントからしても、私に構うメリットが何もない。言ってしまえばエージェントにとっては、ただの時間の無駄である。
だからそもそも求人すら紹介してもらえないことの方が多かったし、やんわりと説教されて終わりだった。
学校とは違い、これからは弱肉強食の世界だ。
お金を引っ張ってこれる人間、お金を生み出すための仕事をこなせる人間、そしてそれを証明するに値する実績や信用がこの先問われてくるのだ。
自分の気持ちや熱意でどうにかなったのは学生時代まで。
ビジネスは「で、お前何ができんの?」「いくら儲かりまっか?」の世界だ。
〇私の転職活動の現状(50社ほぼ全落ち)
ってなわけで実績も信用もスキルも経験も何一つない私が、転職活動がうまくいくはずがなかった。
一応会社には在籍しつつ、空いている時間を使って片っ端から転職サイトに登録した。
求人を探しまくってひたすら応募しまくる日々。
かれこれ50社ほどエントリーしたがほぼ全て落ちた。
一社だけ奇跡的に書類選考で通過したが、企業の求める面接日時に都合を合わせることができず、そのままお祈りを食らった。
転職エージェント経由で紹介された求人案件は、何社かは通った。
通ったものの、その会社に転職しても正直またすぐ辞めたくなるだろうなぁ・・・。と感じるほどの微妙なブラック臭(ネットでの口コミなどを見るに)がしたので、ひとまず辞退させていただいた。
また同じことの繰り返しになるだけだし、短期離職2回はかなりヤバい職歴になるからだ。
将来のリスクを鑑みれば、例え今の会社が嫌でも、うかつに退職はできない。
日本社会では、基本的にミスは許されない傾向にあるからだ。
・・・ここまで書いていて思ったが、私は相当なワガママなようである。
何もできないくせに、求めるものだけは一丁前。
世の中には、全てが完璧で最高な会社などない。
だからある程度の妥協が必要だし、自分自身が順応していかなければならないのだ。
〇どうせ異業種転職するのなら・・・。
ここ半年ほどで私の興味の対象や価値観にやや変化があった。
半年前に今の会社に入社を決めたときは、
「まぁ自分がやりたいことではないけど、手に職つければ食いっぱぐれないし技術職やってみるか~」という考えだった。
今はと言えば、
「人とコミュニケーションを積極的に取りながらビジネスを進めていきたいなぁ~。ガンガン営業したい。」
と思うようになった。(恐らくナンパを始めたり、水商売のバイトを少しやったからだろう。)
もちろん営業だってかなり辛いだろうが。
もし私が技術職から営業職に転換するのならば、早いに越したことはないはずだ。
基本的に異業種転職は、若ければ若いほど良いし、猶予もあまり長くない。
30歳以降のジョブチェンジは受け入れられないと思う。
と思って私は転職活動を直ちに始めたのだが、やはり職歴が短すぎるのでしばらく我慢しろとエージェントには言われている。
どうせ1、2年居たところで異業種転職するならその分の期間が無駄だし、業界も職種も変えて0からスタートするなら尚更早く転職した方が良いのでは?と私は思ったが。
何はともあれ就活を失敗した自分に責任があるし、過去の自分の決断に責任を持つという意味でも、嫌でも1年は我慢しなくてはならないなぁ~。。。とは思いつつある。
ん~いや、でもどっちにせよ後々転職するなら今転職したって同じだけどな~とも感じるが。
転職の選択肢を増やすため、職歴に傷をつけないがために1年や2年我慢するのはアホらしいが、社会がそういう仕組みで動いているのだから仕方がないのだろう。
嫌なら起業するしかない。
〇最後に
まぁ結局全部自分のせいですね。
就活上手くいかなかった自分が悪いし、今の環境に我慢できずに不満タラタラな自分が悪い。
実力も信用も無いヤツに優しくしてくれるほど社会は甘くない。
もしそんな社会があったとしたら、それは「アメリカのわけわからん色したアイス」くらい甘いだろう。
実力を身につけるまで我慢するか、そもそも戦うフィールドを一から構築するか。
強いヤツしか勝たん、のがこの社会だ。
頑張っていくしかないですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。