Mizuki Blog

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自分がスクールカースト上位かどうかで悩んだ時に読む記事【マツコさんから学ぶ】

2020年11月10日放送の「マツコの知らない世界」での、マツコさんの放送がネットでちょっとした話題になっていた。

 

マツコさんが、ゲストとして出演した花いけに勤しむ男子高校生達に、スクールカーストについて語る場面があった。その場面におけるセリフを、以下に引用する。

 

学校でカースト上位にいたやつって、同窓会で会うとみんなヤバくなってるから。

本当にみんな、ことごとくショボくなってる。

マツコ力説「スクールカースト論」に「救われる」 「多くの学生に届いてほしい」と反響(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

 

彼女の発言に、励まされる声は多かった。それだけスクールカーストに対して、コンプレックスがあったり、悩んだ経験を持つ人が多いのだろう。

 

というのも、学校というのは非常に狭いコミュニティであるからだ。

 

私なりにも思う事が色々とあるので、スクールカーストについて、つらつらと書いていきたい。

 

〇中高生にとっては、学校のクラスが世界の全て

スクールカーストで苦しむ原因の本質は、「学校=自分の世界の全て」であるからだ。

放課後や休日に友人と遊ぶにしても、自分が通っている学校の友達と遊ぶことになるので、「学校という世界」は決して切り離せない。

 

中学生や高校生は、毎日学校に通わなくてはならず、一日の大半の時間をそこで過ごす。学校が終わっても、部活があるし、放課後に友達と遊んでいても、話題の中心はクラスメイトや他クラスの人物になる。

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 つまり精神の大半を、学校に捧げてしまうことになる。他の居場所と言えば、自宅か学習塾か習い事か。塾の場合も、同じ学校の同級生が複数人通っていたりすれば、学校とほぼほぼリンクしているようなもので、結局は「別の居場所」とは言い難い。

 

中高生は、逃げ場がない。

「俺/私は、学校で上手くやっていけてなくても、他に居場所があるから平気」とは中々言えない。(もちろん今はSNSやネットがあるが)

半強制的に、クラスに溶け込まなくてはならない。

 

もちろんそれが自然とできる生徒もたくさんいるのだが、人付き合いが苦手な人物にとっては地獄と形容するほかないだろう。

〇生まれ持ったステータス値で自動的に序列が決まってしまうという理不尽さ

スクールカーストの序列は、一体何によって決まるのだろう?

ズバリ、「顔」である。顔こそが全てと言っていいだろう。

 

いわゆる人気者グループとされる集団は、男女ともにルックスが良い傾向にある。

 

特に女性の場合に当てはまる。男の場合は、明るいキャラクターだったり、運動神経が良かったりすると上位に組み込まれることもあるが、女性の場合はそうもいかない。

 

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昔から不思議でしょうがないのだが、女性は同じようなルックス偏差値で群れを形成する事が多い。可愛い子の友達は可愛い。逆もまた然り。

可愛い子+そうでない子の組み合わせはあまりない。(可愛い子+それを守る用心棒的な口うるさい女性の組み合わせはよくあるのだが・・・。)

 

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筆者の中学時代にも、大して話が面白くない人間でも、なまじっか顔が良いために、ヒエラルキー上位に君臨する同級生が何人か居た。

 

そして私は中学時代、この風潮がとにかく許せなかった。

思春期という事もあってか、それはまぁ、めちゃくちゃ心が歪み倒していた。

生まれ持った顔がブサイクだという、自分にはどうすることもできない要素で、自動的に低層カーストに組み込まれてたまるかという思いが強くあった。

今思えば、ただの被害妄想でしかなかったのだが(笑)

 

顔ステ値による序列決定は、自己肯定感が大きく下落してしまう原因でもある。

「頭蓋骨を覆う皮膚及び感覚器官の集合体」に過ぎない、人間の顔の配置次第で、大きく学生生活が左右される。あまりに馬鹿げている。

 

「このままだとスクールカースト低層に組み込まれる。イケてない奴だと思われる。それは絶対嫌だ。」と常に焦燥感に駆られていた私は、スクールカースト上位に下克上する事を諦め、そもそもピラミッド外から出てやろうと思った。

 

 

顔はどうしようもない。

ならば、「運動と勉強ができる一匹狼」を目指そうと思った(笑)

スペックにより存在感を際立たせ、それでいて誰ともつるまない。

これが私の理想だった。もっとも、ただ単にクラスから孤立しただけで、何の評価も得られなかったのだが。

 

話を戻そう。大人の場合は、総合的に勝負できる。

収入の寡多もそうだし、見た目だっていくらでも磨ける。

コミュニケーション術もそうで、行動でいくらでも巻き返しが出来る。

 

しかし、残念ながら、まだ子どもである中高生にはそれは中々難しい。

カースト上位だったやつは、ショボくなってるのか?

私は現在22歳なので、周囲を見渡して「ショボくなっているのか否か」を判断するフェーズには未だないと思っている。

が、ちょっとした仮説のようなものはある。

 

現状に満足しているか否か?が問われるのではないだろうか。

カースト上位者は、学生時代から満たされているし、遊びを人通り終えて、早期に結婚する。そして落ち着いた結婚生活を過ごす。

 

一方でカースト下位者は、鬱屈とした感情が溜まっている。

 

「モテてえ・・・。チヤホヤされてえ・・・。クソがッッ!」と悶々としているのではないだろうか。そしてその負の感情を爆発させ、仕事に邁進し、その結果カースト上位者を追い抜くのではないだろうか。

 

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満たされていない者は、欠けた欲望を追い求める過程において、爆発的なエネルギーが生まれる。

現状に満足しているのなら、努力のモチベが中々湧いてこないはずである。

よって、「カースト上位者が、しょぼくなる」というのは、正確には、「カースト下位者に追い抜かれる」というのが私個人の結論である。

 

もちろんあらゆる議論に当てはまるが、結局は人それぞれである。

カースト上位者は、バイタリティに満ちている人間も多い。

体育会系上位者は、営業やらなんやらで結果を出すし、行動力があるから女性にもモテるのだろう。

ヤンキー系上位者の方が、どちらかといえば、カースト下位者に追い抜かれやすいのだろうか・・・。

 

〇学校だけが居場所じゃないよというのは、無意味な忠告

自分が大人になった今、「学校だけが居場所じゃない」ということが分かる。

が、それを大人が当事者にいくらいったところで、彼ら/彼女らに響かないのも現実だ。

なぜなら中高生にとっては、「学校が世界の全て」だからである。

大人が自分の観測範囲を、子どもたちに押し付けているだけ。

 

もちろん励ましという行為そのものは重要だ。

しかし、やや的を外したアドバイスのように思えるし、中高生にとっては無価値であろう。

〇その時にできるベストな生き方を

結局のところは、ジタバタもがくしかないだろう。

苦しくても、のたうち回りながらなんとか生きていく。

中高生にとっては、学校が居場所の全てですが、卒業したらそうでなくなる。

限定されたエリアでしか遊べなかったゲームから、一気に、オープンワールドのゲームへと変化するわけです。

自分の居場所も好きに選べるようになるし、何個持ったっていい。

 

ハッキリ言って、全ての人間がクラスに馴染めるようにはできていません。

必ず馴染めない人間が出てくるし、それは仕方のない事。現に私がそうだった。

クラスでイケてない人物=ダメな人間 と、簡単に結びつけてしまいがちなのが、学生時代だが、しかしそれは違う。なぜなら評価基準が変わるからだ。

 

あなたという人間の評価のされ方は、属する居場所やコミュニティによってガラリと変わる。

 

あなたの特技が、重宝されるコミュニティかもしれない。

若い人材が不足していて、あなたの若さが重宝されるかもしれない。

あなたのイラストがTwitterでメチャクチャ人気が出るかもしれない。

あなたの歌がニコニコ動画で爆発的に人気になるかもしれない。

 

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あなたという人間の魅力が、学校という狭い環境で活かされるかどうかは分からない。

あなたがイケてない、全面的に非があるのではなく、「周囲があなたの良さに気づいていないだけ」という可能性も大いにある。

 

単に、「今イケてないだけ」なのかもしれない。それは神のみぞ知るというやつだ。

なのでスクールカースト下位者は、自暴自棄になってしまいがちですが、なんとか今を生き抜いていくしかないでしょう。

勉強や部活など、腐らずにやるべきことに注力しつつ、適度にフラフラする。

自分は、大器晩成型だと信じてのらりくらりやっていくしかないのではないだろうか。

 

最後に

とまぁ、とりとめもない主張となった。

私はイケてない中高時代を過ごしたので、人一倍熱量高く、スクールカーストについて語ってしまった。

しかし、人生は長期戦。長い目で見れば、楽しい時期もあればそうでない時期もある。

現実が永遠に続くと、拡大解釈せずに、人生を楽しむことも必要なのではないだろうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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