就活の戦略を徹底解説。コツとノウハウを押さえた戦い方
日本の大学生は、ある一定の時期に一斉に就職活動を始める。
近年、大学では、就活支援に力を入れているところも多いが、基本的には自分一人で戦わなくてはならない。
就職活動は、これまでの学校生活と比較して、評価される基準や価値が大きく異なる。
今までとは全く異なるゲームに、たった一人で挑むことになる。何から始めていいか、途方に暮れるだろう。
しかし安心してほしい。就活というゲームにもルールがあるし、勝率を高める方法はいくらでもある。だからまずは、そのルールに則った勝ち筋を学ぼう。
本記事では、おすすめの就活に関するブログ記事を参考にしながら、いかにして就活に挑んでいくかを包括的に示していく。また、就活専門メディアである「就活攻略論」というブログを参考にして、就活ノウハウを伝えていく。
就活のキホン
就活とは、王道のセオリー×あなたの個性の発揮である。
王道のセオリーとは、即ち、面接官及び会社に評価されるためのノウハウである。ビジネスにおいて価値のある人材かどうかをアピールするためには、セオリーに則って、あなたという人間がどのような人間なのかを伝えなくてはならない。また、それだけではあなたの人柄を伝えるのに不十分である。「あなた自身の個性や特性」を分かってもらったうえで、会社に選ばれる必要がある。従って詳細は後に譲るが、志望動機やガクチカ、自己PRなどの考え方を学んだうえで自己分析を深く行い、あなた自身の人間性を明らかにして、面接の場で伝えていこう。
面接官は敵ではない 面接は相互理解
面接の場は緊張するし、あなたにどうしても根掘り葉掘り質問をする事になってしまうので、面接官をついつい敵視してしまいがちである。しかし、面接の目的を考えてみてほしい。面接とは、先に述べたように、「あなたが会社で活躍する資質を備えているか?」「あなたが会社の風土や理念にフィットする人材か?」「あなたが本当にこの会社を志望しているか?」を知るために、面接官は様々な質問をしているのである。
面接官はあなたの事が知りたいし、あなたも面接官及び会社の事を理解しようとする場が面接なのである。
上記二つの事を頭に入れたうえで、就活に関わるノウハウを身につけてほしい。
〇「ガクチカ」の攻略
面接官がガクチカを聞く理由は、「あなたが活躍できる資質」を備えているという事を、エピソードと共に知りたいからである。
☆ガクチカに含めるべき要素・条件
①あなたの話が具体的である事(説得力を持たせるため)
→一番有効なのは数字を以て語る事。数字がなければ、あなたの行動によって周囲の人物や環境が、どう好転したのか?を話す。
②面接官がイメージしやすい事
③あなたが主体的に判断して行動した結果の産物である事(再現性)
→他の人の協力や、好条件による成功では、「たまたまだったのでは?運がよかったのでは?」と面接官に思われてしまう。そうではなく、「あなたの行動、あなたの資質によって成功できた」と証明できるガクチカでなくてはならない。
最初は、ガクチカの例文などをいくつか読んでパターンを学習しよう。
ガクチカのノウハウを得る上で、おすすめなのは以下の記事である。
「就活攻略論」は私が就活生時代に、読み漁ったブログの一つであり、おすすめだ。
就活は、やはり備えている情報や理論が大切になってくる。有効な情報やノウハウを土台とすれば、良いガクチカや志望動機が自ずと生まれる。なのでまずはいくつか記事を読んでみよう。
〇「志望動機」の攻略
志望動機の考え方は以下のフローを辿ると良い。
①なぜその業界を志望するに至ったか?(きっかけ)
②その業界の中でもなぜその職種なのか?(業界研究)
③なぜその会社を選んだのか?(会社の強み)
④あなたはそこで何がしたいのか?(自分の目標)
⑤あなたが出来る事、会社に貢献し得る事柄や資質は何か?(自己PRと絡める)
⑥自分がその会社で成し遂げたい事を実現する為には、何をすべきか?また、実際に何をしているか?(目標に具体性があるか)
⑦①から⑥を繰り返す。
このフローを辿る事が有効である理由は、以下の通り。
①なぜ?を繰り返す事で、面接官から深堀りされても、しっかりと答える事が出来る。
②なぜ?を繰り返す事で、次第に自分の興味のある対象(会社)が絞れてくる。つまり「その会社しかない」と説明できる理由を、合理的に考える事が出来る。
③理由が曖昧にならない。具体的なプロセスを以て、面接官に伝える事が出来る。
就活攻略論では、志望動機が曖昧である事について以下のように指摘されている。
つまり、「好きな理由」の納得性が低いと、「他の人でもいいじゃん」と否定されてしまうのです。
志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】 - 就活攻略論 -みん就やマイナビでは知れない就活の攻略法-
志望動機が曖昧だと、あなたを選ぶ必要性がないのだ。
志望動機を考える上では、とにかくなぜ?を繰り返そう。あなたの志望動機をゆるぎないものにするためにも、繰り返し自分と対話をしなくてはならない。
志望動機に欠かせない「自分の興味」の見つけ方
就活をこれから始めるという学生は、いかにして自分のやりたい仕事を見つけていくべきか。大きく分けて2パターンの思考アプローチがある。
自分の内面を探る(内から外へ)
まず一つ目は、自分の内面を探る方法だ。
①小さい頃から好きだった事を紙に書いてリスト化する。(現在も好き)
→なぜそれが好きなのか?も合わせて書く。小さくてもいいから、好きな事で挙げた実績などはあるか?
自分の内面を探る場合、とにかく深堀りを繰り返そう。深堀りが出来ていないのが、下のような事例である。
例:海外が好きな人Aさん(貿易会社志望)
小さい頃から海外に興味がある。
↓
大学時代に留学をした。
↓
だから将来は海外で働きたい。
このように答える学生は、私の経験上、周りに多かった。しかし、これは理由としては浅い。
海外で働きたいだけなら、貿易会社以外にも他の仕事はたくさんある。尚且つ、海外で働く時間は、国内で働く時間と対比して少ない傾向にある事が一般的だ。
「海外で働きたい」という欲望を満たすための手段として、貿易会社は不十分であるし、理にかなっていない。
この場合、重要なのは以下の二つ。
①「海外で働きたい」というポイント以外に、説得力のある理由を1つか2つ付け加える。
②別の会社、別の業界を探してみる。
例えば①の場合なら、貿易会社の営業や輸出入がやりたい理由や自分が活躍できると考えた理由を加えればよい。
回答例
「私は御社で営業職がしたいです。なぜなら~ 学(中略)また、海外で働けるチャンスも仕事に求めています。なぜなら私は大学時代留学をしていて~(中略)そのスキルを活かしたいからです。」
こうするだけで少しずつ理由に説得力が生まれてくる。
また、海外がなぜ好きなのか?どう海外と関わって働きたいか?も考えよう。
先ほど述べた、なぜ?の繰り返しである。
海外旅行をする事が好きなのか。海外の人と話す事が好きなのか。
違う例えするならば、「スポーツをする事が好きなのか、スポーツを観戦する事が好きなのか。」
自分が好きなモノ、自分が好きな分野と、どう関わる事が好きなのか?によって、仕事を選ぶ判断軸も変わってくる。
②逆に、絶対にやりたくない事も紙に書いてリスト化する。
仕事が多すぎて分からない!という人は、「これだけは絶対にやりたくない」という仕事や業界を予め除外しておく事も必要である。卑近な方法ではあるが、あなたが心からやりたくない仕事を無理やりにやる必要はないのだから。
外を見渡す
①業界研究本を読む
②1dayインターンに参加してみる。
→やった事がないのであれば、自分にとって興味があるか否か判断がしにくい。
③それぞれの業界や社会など、日本に存在する社会問題を見つけることも、志望動機のヒントになる。
〇「自己分析」の攻略
自己分析は、面接で、「あなたという人間」を伝えるために行う作業である。
あなたがどういう人間か、自分自身で知るためのものだ。
あなたが今まで、どのような事に力を入れて取り組んできたか?どのような事が苦痛であったか?どのような事が楽しかったのか?どのような事なら頑張れたのか?
感情や物事の価値観などを、多角的な視点で探っていかなくてはならない。
自己分析を進める上で、おすすめのブログ記事がこれだ↓
「自己分析」とひとくちに言っても、何から始めてよいか戸惑うだろう。
まずは、漫画を読んで、やるべきこととその過程を知ろう。文字ばかりだとうんざりする事も時にあるだろうが、漫画なら苦痛に感じることなく、スラスラと読み進める事が出来る。上の引用記事は、「要点が分かりやすい×面白い」良質なコンテンツである。
ポイントが明示されており、就活を進める上でどう行動すれば良いのか?その指針を教えてくれるのでおすすめだ。
〇「自己PR」の攻略
自己PRでは、あなたの長所を説明する事になる。基本的な考え方は、ガクチカに近しい。つまり、エピソードと共にあなたの強みを伝えて、あなたの有能性をアピールするのだ。ここで大事なのが、逆算して考えるという事。つまり、あなたが受ける企業で求められる人物像、強み、資質などをまずは整理しなくてはならない。業界研究はもちろん、ブログなどを読んで、業界特有の求められる強みなどを探そう。
https://shukatuman-blog.jp (就活攻略論)
また業界に適した自己PRでなくても、普遍的に通用する強みでも良い。
・行動力がある
・勉強熱心
・継続力がある
・聞き上手
などなど・・・。あなたのアピールする強みが仕事や職場で約に立ちそうな普遍的性質であっても良い。ただより強くアピールできるのは「業界とその会社で求められる強み」である。「お、コイツは分かってるな」という印象を残す上では、重要となる。
〇落ちた時の切り替え方 「まあいっか」と「冷静な努力」
就活には、手間と時間がかかる。ESやら面接対策に数時間あるいは十数時間もかかる。私も何度落とされた事か・・・。何度も絶望した事がある。
行きたいと思っていた会社から落とされたときは、やはり負の感情がこみあげてくる。
就活はうまくいかない事も多い。しかし面接官といえど、人間だ。あなたの魅力を十分に見抜けていなかったかもしれない。相性が悪かっただけなのかもしれない。あなたは素晴らしい人間であるが、会社が求める人物像とはマッチしなかっただけなのかもしれない。
就活とは、縁である。その会社とあなたの縁がなかっただけなのかもしれない。
就活を恋愛に例える事がある。あなたがどんなにイケメン/美人でも、相手はあなたに恋愛的好意を抱かない事だってあり得る。人と人の付き合いである以上、必ずうまくいくという保証はどこにもないのだ。
異性に振られても、また別の異性を好きになって、やがて恋仲になるように、第一志望だった会社に落ちても、やがて素晴らしい会社が見つかるかもしれない。
その為には、自分から出会いに行かなくてはならないし、自分を磨く必要がある。
面接に落ちた際は、振り返りが必要だ。失敗から学ぶべきことは多くある。自分に足りなかった視点は何か?うまく自分の事を相手に伝えられたか?会社の事を深く理解したうえで、話す内容を考えたか。そして面接に臨んだか?
失敗を繰り返すうちに面接は上手くなる。物事は何事も慣れが肝心だ。だからその失敗を無駄にせず、悲しい思いで終わらせないでほしい。自分が不十分だった事を克服すれば、就活の成功率もそれほど高まっていくのだ。
不確実であると分かっていながらも、勝率を高めるために、何度も何度も立ち向かう。そうした姿勢が大切なのだ。
最後に
正しい知識と方法を理解し、実践しながら改善を加えていけば就活はなんとかなる。
不安の正体とは、無知から来るものだ。知識と対処法を知れば、その不安は解消される。
本記事がその役に立つことを切に願う。最後まで読んでいただきありがとうございました。
☆就活攻略論を運営する、就活マン。
「就活攻略論」という、就活に関わるノウハウを包括的に分かりやすく解説するブログに加えて、就活マンブログというブログも運営している。
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