【就活vol.1】コロナ禍の就活で辛い事 21卒
男。大学四年生。中堅私大。22歳。商社業界志望。NNT。現在絶賛求職中。
就職活動は3年の夏から少しずつ始めた。
夏休みにインターンに参加し、大学が主催するセミナーを受講。秋以降も大学の合間にインターンに赴いたり、自己分析、企業研究をしていく中で将来のキャリアについて考えを固めていった。私が思い描く未来は希望に満ちていた。
そして年明け。大学の期末テスト&レポートが終了し、いよいよ就活に対する姿勢が真剣みを帯びてくる。
2月上旬。ダイヤモンドプリンセス号のゴタゴタがありつつもこの頃はまだ良かった。
一番最初に飛び込んできた衝撃的なニュースは、例年3/1に行われるリクナビの合同説明会中止である。
そこからガタガタと就職活動のスケジュールが崩れ始めた。
オリンピック前最後の売り手市場。オリンピック前には就活を終わらせる!
そうしたムードはどこへやら。
今回の記事では、コロナ禍の就活で個人的に辛く感じた事を書いてみようと思う。
1.スケジュールの見通しがつかない
まずほとんどの企業が、採用活動に遅れが生じている。
株式会社ディスコの調査によれば、終了時期は当初計画より「遅れる見込み」が過半数(計52.0%)にまで達している。
私個人の経験としてESを出して、書類選考の結果が3か月後に返ってくる事も、ざらにある。他にも、説明会の日程が決まり次第書類選考の結果を出すという企業もある。
従って、いつになったら採用活動が再開するのだろう・・・?という一抹の不安やモヤモヤを抱えながら、結果を待つことになる。(もちろん他の企業対策や持ち駒増やしも行うが)
2.実家が狭いが故に、Web面接が難しい
こういう問題に直面している人は果たしてどれくらいいるのだろうか。
企業としては、なるべく採用活動を進めたい。しかし感染防止の観点から、対面で面接を行う事は難しい。となるとweb上で行うのは当然の帰結である。
しかし、全員の就活生が一軒家の家に住み自分の部屋を有しているとは限らない。
私のように、集合住宅に住み自分の部屋などない就活生もおそらく居るはずだ。
通信環境の問題もある。
家族へ配慮してもらう事になるが、毎回頼み込むのも気が引ける。
よって私は時折レンタル会議室を予約しそこで面接を行う事もある。
採用活動を行う上では仕方のない事だが、なんともやりづらい。
3.気分転換がしづらい
6/14現在では緊急事態宣言が解除され、予断を許さない状況ではあるが、外出をする事は許されている。
しかし、4月と5月はマジでキツかった。外に出る事は許されず、ひたすら就職活動と向き合わなくてはならなかったからだ。
これが例年であれば、会社に足を運ぶことで、東京の街並みを見て気分転換となったり気を引き締めたりすることが出来た。友達と飲みに行ったり、カラオケに行ったりとレジャーを楽しむ事も出来た。
21卒の場合はそれがなかった。じっと家にこもってひたすら作業に集中する。
コロナと就活の不安。鬱な感情が蓄積されていく一方でどこにも逃げ場はない。
あれは中々辛い。
4.自分の実力が知れてくる
コロナ就活とは関係ない事だが、これも辛い。
就活を舐めていたクチだ。高校大学受験ともに、さほど苦労せず挫折を知らず、その後の人生を大きく左右する就職活動でずっこけてしまった。
完全に自業自得である。
5.キャリアセンターが使えない
大学が閉鎖されており、キャリアセンターに赴くことが禁止されている。
面接対策やESの添削、就活の相談などができないのも不便。
キャリアアドバイザーと何度も壁打ちしながらブラッシュアップしていくのが定石だからだ。
6.最後に
人生は思い描いた通りにはことは進まない。ということを社会に出る前に学べたのはよかった。
今後は、不測の事態に備えて貯金をしたり資産形成、スキルを身につけたりして生きようと思う。