Mizuki Blog

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ブログで広告収入を稼ぎたいアナタへ!すぐにできる4つの裏技を教えちゃいます!

世の中には、「ブロガー」という職業が存在する。

彼らは、自分でブログを運営してお金を稼いでいる。

月に数万円、それどころか数十万円、数百万円を稼ぐ強者も存在する。

 

…もし仮に副業でブログを始めて、月に数万円の収入が増えたらあなたの生活は、より豊かなものとなるだろう。

 

しかし、

 

「ブログの広告収入は一体どのような仕組みなのか?」

「ブログで広告収入を得たいけど、どのように取り組んだらいいか分からない。」

アフィリエイトっていったいどういうものなのか?」

「とにかく副業で月収を増やしたい!」

 

と、悩んでいる人も多いはずだ。

 

でも安心してほしい。

ブログの収入の仕組みは、さほど難しくない。

それどころか至ってシンプルだ。

 

そこで本記事では、

実際にブログでお金を稼いでいる私が「ブログの広告収入の仕組み・ブログでのお金の稼ぎ方」について解説していく。

 

具体的には以下のポイントについて解説していく。

 

・ブログで広告収入を得る方法

・広告収入の種類

・より多く収益を稼ぐためにすべき1つのこと

・自分で商品を作ることの重要性

・稼げるブログの作り方

・今からブログを始めても稼げるのか?

 

従って、本記事は以下のような人にオススメだ!

 

✓とにかくお金を稼ぎたい人

✓ブログで広告収入を得たい人

✓副業でお金を稼ぎたい人

✓ブログを始めたばかりで、お金の稼ぎ方の知識がまだ不十分な人 

 

〇ブログの広告収入の仕組み

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それでは、まずブログの広告収入の仕組みについて知っておこう。

 

ブログの広告には、3つの種類があるので、それぞれ区別して覚えてほしい。

 

①クリック報酬型広告

アフィリエイト

③企業などから依頼されて掲載する広告

 

この3つだ。

 

それぞれ順を追って解説していく。

 

■①クリック報酬型広告

クリック報酬型広告とは、あなたのサイトを訪れたユーザーが、あなたのサイトに掲載されている広告をクリックすることで発生する収益のことである。

当然ながら、全てのユーザーが広告をクリックするわけではないので、出来るかぎり多くのユーザーを集める必要がある。

 

取り扱う広告や、媒体そのものの集客率やブランディングなどの要素によって異なるが、広告がクリックされる確率はせいぜい数%が平均の値だ。

 

クリック報酬型広告で収入を得るためには、広告を取り扱っているサイトに、広告を掲載するための申請をしなくてはならない。

そしてその審査に通る必要がある。

 

代表的なサイトは、Google AdSense - ウェブサイトを収益化 

グーグルアドセンスだ。

 

各ブログによって1クリックあたりの報酬額は異なるが、およそ20~40円が平均と言われている。

 

クリック報酬で稼いでいるブロガーのほとんどは、このグーグルアドセンスを利用している。

広告のバリュエーションやジャンルも多く、インターネットユーザーに適した広告を配信できる。

 

そして掲載される広告は、グーグル側が各ユーザー(サイトの訪問者)に最適なものを選んでいる。

その分クリック率も高まるので、ぜひおすすめだ。

 

また、自分自身で好きな場所に広告を設置することが可能なので、自由度も高い。

 

■②アフィリエイト

アフィリエイトとは、「ECやオンラインショップで販売されている商品」を自分のサイト(=ブログ)に掲載し、そこで発生した売り上げの一部が報酬として支払われる仕組みのことだ。

 

つまり、何らかの商品を自分で選んで、ブログ記事で紹介するということ。

いわばネット上の営業マンのような仕事だ。

 

例えば営業マンは、商品を買ってもらうために、その商品の魅力やメリットを最大限アピールするし、それと同時に顧客のニーズを探ろうとする。

そしてそのニーズを満たすための商品を勧める。

 

アフィリエイトも本質は同じ。

 

自分のブログを訪れた訪問者に対して、

「この商品を買いたい!」と思ってもらえるような、文章やコンテンツを仕上げる必要がある。

 

クリックされるだけで報酬が発生するのとは違って、アフィリエイトは、自分のブログ記事を経由して、商品を購入してもらわないといけないので、難易度はやや高め。

 

しかし、稼げる報酬額も、アフィリエイトの方が断然高い。

 

なので、もしブログで月に数万円、あるいはそれ以上稼ぎたいならアフィリエイトの知識は必須となる。

 

アフィリエイトを始めるには、ASPアフィリエイト・サービス・プロバイダ)に自分のサイトを登録しておこう。

ASPには、企業が宣伝してほしい商品が登録されている。

ブロガーは、その中から「自分がブログで紹介したい商品」を選んで、広告を掲載する。

またASPは、いくつもの企業が存在する。

それぞれの企業が取り扱っている商品も異なる。

 

代表的なのが、

 

A8.net(国内最大規模)

・ValueCommerce(国内で最初に登場したASP

・afb(美容や健康食品に強い)

 

だろう。

 

他にも数多くのASPが存在するが、初心者は、A8.netから始めてみることをオススメする。

サイトの審査が比較的やさしく、広告主数も2万を超える大きな規模だからだ。

自分のサイトやブログを持っていなくても、登録は可能。

 

ブログで広告収入を稼ぎたいのなら、まずはアフィリエイトで商品を売ってみよう。

 

■③企業などから依頼されて掲載する広告

あなたのブログにぜひ広告を掲載させてほしい!と依頼が来ることもある。

例えば、TVや新聞、ラジオなど、多くの人が見るメディアには必ず広告(CM)がある。

 

それと同じで、影響力のあるブログには、広告が集まるのだ。

今や(ブログを含む)webメディアは、旧来のメディアに並ぶ勢いの位置づけだ。

事実、ネット広告には莫大なお金が流れている。

 

当然だが、企業から広告の掲載が依頼されるには、「広告を掲載するだけの価値がある」と思わせる必要がある。

その為に満たしておくべき要素は、大きく分けて二つある。

 

①アクセス数が多い

②何らかのジャンルに特化している。

 

①の、アクセス数が多いのは、言わずもがなだろう。

多くの人が集まれば、その分広告を見る人の数も増える。

 

重要なのは、②だ。

何らかのジャンルに特化していれば、広告を集めやすくなる。

 

例えば仮に、「小学校/中学校の野球専門」のブログを運営するとしよう。

ある地域に特化した野球の試合情報を掲載したり、小学生~中学生に適した野球の練習方法を紹介したとする。

この場合、顧客(=サイトの訪問者)は明確である。

野球をやっている小学生もしくは中学生であり、その親御さんだ。

 

広告を依頼する企業の目的は、自社の商品認知拡大と売り上げの促進である。

メディアに集まるユーザー層が明確であれば、企業とのニーズも合致しやすい。

 

子ども用の野球道具を専門的に取り扱っている商店を思い浮かべてみる。

集客に悩んでいるため、広告を出したいが、無駄な失敗は避けたい。

しかし、「野球をやっている小学生中学生のためのメディア」であれば、まさにピッタリな宣伝ができる。

よって、広告を依頼される可能性がある。

 

実際は、アフィリエイトにせよ、広告にせよ、稼げるジャンルは絞られている。

 

稼げるジャンルは、以下の通りだ。

 

・転職

・金融

・美容

・サプリ

スマホ

光回線

Wi-fi

・パーソナルジム

・仮想通貨

・株

・FX

それぞれ市場規模が大きく、人間の強い根源的な欲求=お金をたくさん稼ぎたいという欲求に基づいているため、動く金額も多い。

競合サイトが多いため、稼ぐのは大変だが、ぜひとも挑戦するべきジャンルだ。

 

〇より多く収入を稼ぐために必要な、たった1つのこと

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ここまで、ブログの「広告収入」について解説してきた。

この記事を読んでいる読者の方は、「とにかくお金を稼ぎたい」という願望を抱いていることだろう。

 

その為にすべきことが一つある。

 

それは、「自分の商品を販売する」ということ。

クリック型の広告収入は、1クリック当たり20~40円。

アフィリエイトは、紹介した商品の売り上げの一部が報酬。

 

しかし、自分の商品を売れば、売り上げは全てあなたのものとなる。

 

ある程度アクセス数を稼げるようになり、ブログのジャンルや方向性も定まり、メディアとして育ってきたら、絶対にトライすべきだ。

 

…とはいえ、商品なんて持ってないよ!

何を売ればいいの?と思ってしまうかもしれない。

 

ひとくちに商品といっても、その種類は様々だ。

あなたのスキルを売ってもいいし、モノを作ってもいい。

 

以下にいくつかの例をザッと挙げてみる。

 

・webデザイン

・webライティング

・HP作成

コンサルティング

・有料コンテンツ販売(noteなどに誘導)

・システム受託開発

・オンラインパーソナルトレーニング

・オンライン英会話

 

…などなど、これらはほんの一例だ。

あなたができることを、自分のブログで紹介してみよう。

あなたのブログをいつも読んでいる読者の方から、仕事の依頼や商品の購入の申し込みがあるかもしれない。

 

心理学の法則で、「ザイアンスの法則」というものがある。

人や物、サービスに何度も触れることで警戒心が薄れ、関心や好意を持ちやすくなるという心理的な効果だ。

これはマーケティングや商品のセールスにも応用されている。

はじめのうちは、否定的ないしは無関心であったとしても、何度も接触することで、肯定的なイメージが生まれるのだ。

 

従ってブログやSNSで、読者にとってメリットのあるコンテンツを繰り返し発信して、継続的にフォローしてくれるファン及び読者を掴むことが重要だ。

その為には、ブログの管理人であるあなたの個性を徐々に打ち出していくといい。

そうすることでファンも付きやすくなるし、差別化も図れる。

 

順序を整理しよう。

 

①読者にとってメリットのあるコンテンツ発信を継続する

②次第に、あなた自身の考えやキャラクター性を打ち出していく

③あなたを濃く支持してくれるフォロワー(読者)を増やす

④良質なコンテンツの発信活動は継続する

⑤自分のスキルや個性を活かした商品を販売する

 

超簡単にまとめると、このようになる。

…実際はここまで単純ではないし、そう簡単に上手くいくものでもないが、あくまでイメージとして知っておいてほしい。

 

また、商品は何か製品やサービスを売るだけとは限らない。

自分でオンラインイベントを企画したり、オンラインサロンを立ち上げても良い。

 

〇稼げるブログの作り方

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ここまで読み進めてきて、ブログでの広告収入の仕組みや稼ぎ方が分かってきたと思う。

 

この章では、稼げるブログの作り方を解説していこうと思う。

 

まず前提となるのが、アクセス数の多さ。

アクセス数を集めるためには、SEO検索エンジン最適化)の知識が必要となる。

Googleで検索された時に、上位にあなたのページが表示されるための取り組みがSEOだ。

つまり、「Googleに評価されるブログ」でなくてはならない。

 

次に考えるべきは、対象となるジャンル。

先ほど挙げたように、市場規模が大きくて、人々の消費行動に結びつきが強いジャンルであることが望ましい。

そしてそのジャンルに特化したサイトを構築すること。

 

集客するユーザー層も、重要な要素の1つだ。

 

なんとなくネットを眺めているユーザーではなくて、「何らかの目的意識を持ったユーザー」をなるべく多く集めよう。

 

例えば、仮想通貨を始めたいけど、何から始めたらいいか分からないという悩みを抱えている人が居たとする。

 この人の場合、その悩みを解決するような情報が手に入れば、仮想通貨を始める可能性はかなり高い。

 

つまりあなたが良質な「仮想通貨の始め方に関する情報」を提供できれば、高確率で成約を期待できる。

 

また他の例として、「新しい冷蔵庫を買おうと思っている人」が居たとする。

この人も、「良い冷蔵庫が見つかれば買う」という目的意識を持っている。

 

その為、あなたが紹介する冷蔵庫の魅力を効果的にアピールできれば、購入に至る可能性も高まる。

もちろん他のブロガー(アフィリエイター)との競争に打ち勝たなくてはいけないが。

 

もしあなたのブログが何らかのジャンルに特化していれば、ユーザーからの信頼も集まりやすい。

 

毎回違うジャンルの商品を紹介しているアフィリエイターと、「家電専門」のアフィリエイターが居たとする。

「家電を買いたいと思っている人」は、恐らく後者を参考にするだろう。

家電専門のブログだから、この人は家電に詳しいに違いないと思ってもらえるのだ。

 

それだけでなく、「家電と言ったらこの人」という1つのジャンルにおいて、トップになれる可能性もある。

 

そうすれば収益を上げやすくなるし、パッと思い浮かべてもらうことができる。

 

例えば、コンビニアイス専門のブログを運営している「アイスマン福留」という方は、TVやラジオなどメディアにも度々出演している。

 

ブログ運営においても、何らかのジャンルに特化しよう。

 

〇今からブログを始めても稼げるのか?

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出展:アフィリエイト市場は3258億円の見込み(2020年度)、ITPによるクッキー制限、ヤフーの広告出稿厳格化など環境変化の1年 | ネットショップ担当者フォーラム

結論から言えば、稼げる。

まずアフィリエイトの市場は今後も拡大していく。

 

広告を出す側も、旧来のメディア(TVや新聞)から、アフィリエイトにシフトしている。

またスマホでの消費活動が一般的となり、EC分野も拡大している。

3年後には、アフィリエイト市場規模は、4951億円に達する見込みだ。

 

アフィリエイトは、参入障壁が限りなく0に近く、誰でも始めることのできるビジネスだ。

だからなのか、「今更やっても遅いよ。」という意見を目にすることが少なくない。

しかし、アフィリエイト市場が拡大しているので、全体のパイ(取り分)は増えている。

 

 

ブログに近い媒体として雑誌が挙げられる。

後発の雑誌でも、十分に人気は出る余地はあるし、逆に古くからある雑誌が廃刊に追い込まれることもある。

ブログだって同じで、一度人気になれば、ずっとそれが安泰という保証はない。

後発組だろうが、ユーザーの検索ニーズを理解したうえで、良質なコンテンツを発信し、SEOを対策したサイトデザインであれば、全然稼げる。

 

なので、今から始めても遅いだろうか…

無駄だろうか…

 

とクヨクヨと悩む暇などないし、意味ないので、さっさと行動に移そう。

 

〇最後に

ブログで広告収入を稼ぐということは、ビジネスの原則と同じだ。

すなわち消費者=検索ユーザーが何を欲しがっているのか?を把握し、それに対応する解決策やコンテンツ、商品を紹介すればよい。

 

 

そして人間の強い欲望(お金がたくさん欲しい、性欲発散したい)に紐づいているほど、消費行動を促しやすい。

 

いずれにせよ、ユーザーの気持ちを最大限考えたうえで、計画的にブログを運営していく必要がある。

 

コツコツ地道に頑張っていけば、必ず稼げるようになるのが、ブログの広告収入やアフィリエイトの大きなメリットだ。

 

頑張りましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

高卒で起業は上手くいく?どんな事業をやればいい?そのギモンに徹底的に答えます!

いきなりだが、高卒で起業を志しているあなたに朗報だ。

起業に学歴は関係ない。

 

そもそもビジネスにおいては学歴など、ほとんど関係ないと言っても過言ではないのだ。

 

学歴が関係ある場面など、強いて言えば、せいぜい古くからある大企業の社内に存在する「学歴派閥」くらいだろう。

慶應じゃないと出世できない、東大じゃないと出世できない~とかそういうしきたりがある会社も未だに存在する。

もしそういう世界で生きていくのなら、学歴は関係あると言える。

 

しかしそんなくだらないサラリーマンの縛りとは無縁な道を、ましてや起業して自分の足で歩もうとしている行動力のあるあなたにとっては、そんな学歴の派閥争いなどハナクソ以下の要素だ。

気にする必要はない。

 

本記事においては、「高卒で起業を志している人」に向けた記事を書いていきたい。

具体的には、以下のポイントを伝えていく。

 

・高卒でも起業ができるのか?(学歴は関係ないか?)

・高卒で起業を始めやすい4つの職種

・高卒で起業を成功させるためのポイント

・高卒で起業をした人の失敗した7つのパターン

・高卒の起業家

 

従って、本記事は以下のような人にオススメだ!

 

✓高卒で起業をしたいと思ったけど、何から始めたらいいか分からない人

✓起業のアイデアの考え方がよく分からない人

✓高卒で起業をした人の具体例を知りたい人

✓高卒で起業をするための具体的なステップを知りたい人

 

〇高卒の起業は上手くいくのか?

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冒頭で述べたように、起業と学歴は関係ない。

 

というか、そんなの考えてもあまり仕方のないことだ。

 

例えば仮に、「起業=高学歴の人しか成功しない」というデータがあったとしたらあなたは諦めてしまうのだろうか。

 

そもそも起業とは、多かれ少なかれ何らかの不確実性を帯びている。

「その時代の追い風に乗って成功した人」も居れば、「個性的で誰も持っていない特技を活かしたサービスによって人気に火がつき、売り上げが急拡大した人」も居る。

 

つまり、属人性が高い=その人ならではの成功という事例は少なくない。

高学歴で起業に成功した人も居れば、決して高学歴とは言えない大学を卒業した人でも、起業に成功した人は山ほど居る。

 

後に詳しく紹介するが、あのお金配りおじさんことZOZO社長の前澤勇作氏も高卒だ。

 

私は、起業と学歴に強い相関関係はないのではないかと考える。

 

両者の関係性を研究するデータがあるかもしれないが、高学歴じゃないと起業が成功しないというデータがあったとして、あなたは諦めてしまうのだろうか。

恐らくこのページを開いたあなたは、その程度ではへこたれない強いメンタルの持ち主であると信じている。

 

なので、高卒の人間は起業が成功するかどうか?などという問いは考えても無駄だし、「成功するためにはどうすればいいか?」という視点だけ持つようにしよう。

そうでないと時間の無駄だ。

 

〇高卒で起業を始めやすい職種は、この4パターン!

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さて、次に考えるべきは、起業をどう実現させていくか?である。

すなわち「事業アイデア」である。

 

 

いかにしてお金を稼いでいくか?

どの業界、どの職種、どの領域で事業を始めるべきなのだろうか?

 

これらはあなたの前提条件によって異なる。

 

事業を興すための元手となるお金はいくらあるのか?

起業をするにあたって、人を雇うのか?

或いは仲間と一緒に創業するのか?

 

この章では、「手元にある軍資金がほぼ0の状態(銀行から借金することもなく)」で「一人で始めることのできるビジネス」に絞って、考えていこうと思う。

 

その上で、あなたが検討すべきビジネスは以下の4つだ。

 

①メディア(ブログやYoutube)運営による広告収入

②有料コンテンツ販売

③受託開発

④営業代行

 

それぞれ順を追って解説していく。

 

①メディア運営による広告収入

ブログやYoutubeは、PCやスマホが一台あれば始めることができる。

カメラや三脚を買うにしてもせいぜい数万円程度の投資に収めることができる。

 

ブログの場合、広告収入やアフィリエイトによってお金を稼ぐことができる。

 

SEO(検索エンジン最適化)の知識を身につけ、Googleの検索結果に上位に反映させることができれば、多くのユーザーを集客することができる。

つまりGoogleの評価基準を高く満たしたサイトを構築することが求められる。

そうすればおのずとあなたのサイトには、多くの人が集まる。

 

そしてその訪れたユーザーが、あなたのブログに設置されている広告をクリックすれば収益が発生する仕組みとなっている。

これが広告収入だ。

 

またアフィリエイトとは、Amazon楽天、afbというサイトに登録されている商品を記事で紹介し、あなたのサイトを経由して商品が購入された場合、その一部が報酬としてあなたに支払われる仕組みだ。

 

ユーザーにとって価値のある情報=検索した人が求めている情報や、悩みの解決策をしっかりと網羅した記事を書くことで、あなたのブログを支持する人が増えるし、Googleにも評価されるので検索結果の上位に掲載されるチャンスもある。

 

高卒でもアフィリエイトに成功している人はたくさん居る。

 

学校の勉強とは異なった、webやSEOに関する知識、文章のテクニック、他のサイトと差別化を図るためのノウハウなどが求められる。

 

いずれにせよ、高卒にもチャンスがあるビジネス領域だ。

そして何よりアフィリエイト市場は今後もしばらく拡大していく。

誰でも始められるぶん、競争相手は多いが、ぜひとも挑戦する価値のあるビジネスだ。

 

■②有料コンテンツ販売

noteというプラットフォームを知っているだろうか。

無料で文章を投稿できるwebサービスで、誰もが自由に価格を設定でき(上限は決まっているが)販売することができるプラットフォームだ。

多く売り上げを誇る人気のコンテンツを作れるユーザーは、月に数十万稼ぐこともあるそうだ。

 

インターネットやSNSにはないような、「貴重な情報」を提供できれば、あなたのnoteを買う人は現れるだろう。

 

そしてその貴重な情報=販売するコンテンツは、「お金稼ぎ」「エロ系」「異性にモテるノウハウ」であることが望ましい。

 

詳細は後の章に譲る。

 

尚且つこれもまた、元手0円でスタートできるビジネスだ。

 

■③受託開発

何らかの依頼を、受託して成果物を納品したり開発する形態のビジネスだ。

プログラミングができるならば、HP制作をしたり、アプリを制作すれば良い。

 

動画編集のスキルがあるならば、Youtuberの動画を編集する案件をネットで探して受注すれば良い。

例えばクラウドワークスやココナラと呼ばれるサイトには、そうした仕事がたくさんある。

 

或いは登録者数10万人~30万人程の、動画を編集する組織がまだ育ちきっていないようなYoutuberに直接、営業をするのもアリだ。

実績を作るためにも、はじめは相場より安い価格で動画編集を引き受けると良い。

依頼者側にとっても都合が良いので、受注も比較的容易に決まるだろう。

 

ある程度の案件数をこなせば、一本当たりの単価を徐々に上げて、他のYoutuberからの編集依頼を募っても良い。

 

■④営業代行

企業が販売する商材を、あなたが代行して営業するというビジネスも、元手0円で始めることができる。

1件当たりの商品成約に対して最低でも10%、大体は20%が相場だ。

50万円のITツールを売れば、10万円が報酬として手に入る。

起業するアイデアや元手となる資本金がなくとも、始めることができるビジネスなので、ぜひおすすめだ。

 

…ここまで読み進めてみて、「何も目立ったスキルがない!」と感じた読者の方も居るかもしれない。

 

その際の解決策は、以前私のブログにも書いたが、ここで引用しておく。

 

何もスキルがない!と感じたときに取るべきアクションは、以下の2つ。

 

①本当にできないことはないか、もう一度探してみる

②お金を稼ぎやすいスキルを勉強して身につける

 

世の中には多くの仕事がある。

多少なりとも文章を書くことが得意ならば(学校の作文が得意だった程度でもOK)webライティングの仕事を探せばいいし、スマホアプリで動画を編集した経験があるなら、動画編集の仕事を探せばいい。

 

もしくは自分で勉強をして、お金を稼ぎやすいスキルを身に着けるのも良い方法だ。

起業をするのであれば、マーケテイングやITスキル、営業や経営知識をいずれにせよ学ぶことになる。

その一環だと思って、スキル習得のために時間を費やしても良いだろう。

 

詳しくは、こちらの記事をぜひ一度読んでみてほしい。

mizuki19980513.hatenablog.com

いま自分にできるお金稼ぎの方法を模索しつつ、更にお金を稼げるようになるために同時並行で、勉強をすることが必要だ。

 

〇起業を成功させるための、たった一つの考えるべきポイント

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さて、ここまで起業の具体的な業種を見てきた。

他にあなたにとってやりたい事業があれば、上に紹介したビジネス以外でも構わない。

しかし、いくつか考慮すべき要素があるので、それについて述べていきたいと思う。

 

そもそもビジネスの本質、つまりビジネスの正体とはいったい何なのだろうか。

 

簡潔に言えば、「ビジネスとは、何らかのニーズに対して解決策を提供すること。」である。

言い換えれば、顧客の課題や悩み解決であるということ。

 

ここでいうニーズとは、不安や不満、強い欲求、非効率、ムダ、見栄などが当てはまる。

 

そしてそのニーズは人間の根源的欲求に近いほど良い。

 

人間が持つ「一番根源的で強い欲求」は何か。

 

それは、「楽して儲けたい。」という欲求である。

(これは私がウオッチしている武田所長というスモールビジネスに強い起業家が提唱していた考えだ。)

 

人間誰しもが、楽して大金を稼ぎたいという欲求を持っている。

 

しかもそれはずっと変わらない普遍的で不変的な真理だ。

 

単にビジネス=顧客の課題解決と考えるのではなく、より強く根源から湧き上がるような欲望をビジネスの対象とすることが肝心だ。

 

従って、私が本記事で紹介したビジネスを始めるにせよ、自分で考えたビジネスをやるにせよ、「楽して儲けたい」という欲求を満たすための商品でありサービスであることが理想だ。

 

例えばブログやYoutube、noteで「お金を稼ぐ方法」を発信したって良い。

お金を稼ぐ方法を教える教材を作ってみても良いし、特定の業界や企業に向けて、売り上げを改善するためのコンサルを始めても良い。

 

またこの世の全ての男は、エロいので、性欲を解消するようなコンテンツを生み出せる者も強い。

どんなに不景気だろうが、性風俗産業の需要やエロコンテンツの需要は消えることはない。

性欲=子孫繁栄の欲求は、全ての人間に等しくDNAに刻み込まれているからだ。

 

〇高卒で起業に失敗した人の7つのパターンとは?

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大卒や高卒問わず、起業に失敗した人にはいくつかのパターンがある。

成功を目指すなら、過去の失敗事例を学び、それらを避けることが重要だ。

7つの失敗事例を見てみよう。

 

①業績不振

②資金繰りの失敗

③過大な投資

④負債過多

⑤本業以外での失敗

⑥金銭を巡る社内/外部トラブル

⑦経営者の健康問題

 

これらの事例について、簡単に解説していく。

 

■①業績不振

売り上げが立たず、失敗したパターン。そもそも起業する前に、確かな売り上げのメドが立っていたのか?イチかバチかで起業をしていないか?しっかりと売り上げが立つかどうかを把握しよう。

できれば既に軌道に乗っているビジネスを法人化(会社にすること)するのが理想だ。

 

■②資金繰り難

対企業での取引は、入金が2か月後、3か月後であることも多い。売上金が入ってくる前に、会社の資金が底をついてしまう事例も少なくないので、お金の入金と出金はしっかりと管理しておく必要がある。

 

■③過大投資

売り上げの規模を拡大させるため、生産設備や広告宣伝費、プロモーションなどに多額の投資をしたが、それに見合うリターンが得られずに、会社の資金がなくなってしまうケース。

投資の効果やリターンの見込みには慎重になって考えよう。

 

■④負債過多

借入金や過大投資などによって、出ていくお金が入ってくるお金を大きく上回ってしまったケース。

キャッシュ イズ キングという言葉があるが、それだけ会社にある現金の残高には注意しないといけない。

 

■⑤本業以外での失敗

本業以外での失敗、仮想通貨や株への投資に失敗してしまうこと。

 

■⑥お金でのトラブル

従業員が金庫からお金を持ち逃げした、商品を納品したのに、取引相手から入金されないなどのトラブル。

 

■⑦経営者の健康問題

度重なるプレッシャーによって精神を病んでしまったり、何らかの事故でケガをしてしまうケース。

 

…さてこれらが主な起業の失敗のパターンだ。

 

これらの事例に共通するのは、カネがなくなること、そして健康を損なうこと。

この2つだ。

 

ものすごく簡単にに言えば、「会社から出ていくお金」より、「入ってくるお金」の方が大きければ、会社は潰れない。お金が出ていく日、お金が入ってくる日(つまりキャッシュフロー=お金の流れ)を理解しつつ、現金の残高を確認しながら、慎重に事業投資を行っていくことが大前提だ。

(※その為には、財務的な知識も必要となるが、長くなるのでここでは割愛させていただく。)

 

このような知識、そして経営に関するリスクを避ける考え方や行動は、大卒だろうが高卒だろうが関係ない。起業及び会社経営に必要なスキルなので、ぜひとも勉強しておこう。


起業に必要なのは、大学で学ぶ知識ではなくて、ビジネスに関わる知識やコミュニケーション力なのだ。

 

〇有名な高卒の3人の起業家

次に、有名な三人の高卒の起業家をピックアップしてみる。

 

①株式会社CAMPFIRE代表取締役社長 家入一真

日本最大級のクラウドファンディングサイトである「CAMPFIRE」を手がける家入氏。

連続起業家としても有名で、過去にいくつかの事業を立ち上げている。

 

1社目にレンタルサーバやブログサービスを提供するpaperboy&co.を起業したことを皮切りに、スマートECである「BASE」の共同創業取締役に就任したり、カフェやシェアハウス(リバ邸)スタートアップベンチャー投資の代表取締役など、広範な事業、ベンチャー企業に参画している。

 

家入氏は高校在学中に引きこもりとなり、後に同学校を中退している。

 

GMOインターネット株式会社代表取締役社長 熊谷正寿

インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業、インターネットゲームを手掛ける日本最大級の総合インターネットグループの取締役である熊谷氏。

 

熊谷氏は、國學院高等学校を中退している。

 

③株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長 前澤勇作氏

日本最大級のアパレル通信サイト「ZOZOTOWN」を率いる前澤氏。

前澤氏は早稲田実業高等学校を卒業している。

 

ここに取り上げた事例は、日本を代表するトップクラスの起業家であまり参考にならないと感じたかもしれないが、高卒=起業は成功しないという図式があなたの中にあったとしたら、今この事例を参考にしてそれを打ち砕こう。

 

起業に必要な知識やスキル、戦略を考えることが本質的に重要だからだ。

 

■最後に

あなたがもし仮に高卒で、起業に成功できるかどうか悩んでいるのだとしたら、「学歴は関係ない」と答える。

そんなことよりも考えるべきことは山ほどある。

 

(どのようにお金を稼いでいくか?自分に足りないスキルや資源は何か?競合にどう打ち勝っていくか?)

 

インターネットが普及した時代、ネットを主戦場としたビジネスは誰もが挑戦可能だ。

まさに学歴など関係なく、面白いコンテンツを発信できる人間や、webに強い人間が勝っている。

 

ブログやYoutubeで勝負するのもよし、webマーケティングやプログラミングを学んで企業向けにコンサルをしたり、案件を受注するのもよし。

 

そしてあなたが作り上げる商品やサービスは、人間の強い根源的な欲求を充足させるものであれば、需要が期待できるし、売り上げも見込める。

 

頑張っていきましょう。

起業をしたいけど何をしたらいいか分からない!?その悩みを解決する「ある1つの考え」を教えます

「起業をしたいけどアイデアがない。」

「起業をしたいけど、何から始めたらいいか分からない。」

「どうやって起業のアイデアを考えたらいいか分からない。」

 

起業を志した人間がまず最初にぶつかる壁である。

この記事を開いたあなたも、恐らくこれらの悩みに直面していることだろう。

 

「あれこれ考えすぎずに、まずは行動!」と言われても、「何をすべきか分からないから困っているのではないか」とモヤモヤした思いを抱えたりしてはいないだろうか。

 

ネットで起業のアイデアを調べてみたけど、具体的なアイデアの考え方の手順が説明されていなかったり、とりあえずアフィリエイトをやってみようという記事だらけで途方に暮れてしまっている人も多い。

 

そして結局何をやればいいか分からずじまいで、行き場のないやる気だけが残る・・・。

 

…じつはこれは、過去の私の悩みである。

 

典型的な意識高い系大学生だった当時の私は、起業をしたいけど、何をすればいいか分からず行き場のない情熱を抱えていた。

先ほど述べたように、インターネットにおいては、具体的な起業の手順(=事業アイデアの発想法)を示した記事が少ない。

そこでネットに頼ることをやめ、色々な人に会って一次情報を得ることに努めた。

 

また求人サイトに掲載されている会社の業態やビジネスモデルを見て、「収益を上げているビジネスの要素」を探し出すための分析をした。

 

その結果、少しずつではあるが、自分の手でお金を稼ぐことができている。

 

そこで本記事では、「起業したいけど、何をしたらいいか分からない」という問題を解消するための、「ビジネスに対する考え方」「事業アイデアの構想」について、とにかく具体的に解説していく。

 

 こんな人にオススメ!

✓起業をしたいけどアイデアがなくて困っている人

✓どうやって起業のアイデアを考えればいいか分からない人

✓起業するための具体的な手順を知りたい人

✓起業してお金持ちになりたい!と思っているけど、何をすべきか分からない人

 

 

〇ビジネスの本質は、「顧客の課題解決」である

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起業とは、自分自身で事業を興し、お金を稼いでいくということだ。

そしてお金を稼ぐとはすなわち、顧客からお金を頂くということ。

 

彼ら(顧客)がお金を払う動機は、いくつか存在する。

その中でも一番重要であり、本質的に考えるべきことは、「顧客の課題を解決すること」である。

顧客の課題は、以下のように分類できる。

 

■顧客の課題

・不安

・不満

・不便

・悩み

・非効率

・ムダ

・難しくて理解できないこと

 

この世の多くのビジネスは、消費者の欲求や課題に基づいて成立している。

消費者からすれば、「悩みを解決する薬」としてお金を払うこともあれば、「これが欲しい」というある欲求に基づいてお金を払うこともある。

 

その事例をいくつか挙げてみる。

 

■飲食店

・食欲

・人とコミュニケーションを取りたいという欲求

・(デート向きなレストランであれば)性欲

 

広告代理・広告支援

・「売り上げに行き詰っている」「売り上げを更に拡大したい」という企業の課題解決のためのビジネス

・広告の効果を最大限高めてもらって、自社商品の知名度を上げたい。

・自社商品の魅力を最大限にPRしたい。

 

■人材紹介/人材マッチング

・求職者・・・自分が望む労働環境の会社に行きたい

・企業・・・自社が求める条件に適合した人材が欲しい

●両者が持つニーズを充足させるビジネス=人材紹介

 

つまり起業とは、「どんな人間の、どのような欲求や課題を、どのように解決していくか?」その方法を考えて実行に移すことなのだ。

そして開発する商品やサービスは、顧客の特定のニーズを満たすための手段である。

 

事業案を考える上で、独自の商品やサービスを何もない0の状態から考えることは難しい。

 

それどころか、誰にとっても需要のないプロダクトを作ってしまうことになりかねない。

奇抜な発想をひねり出すことも重要かもしれないが、「あくまで顧客のニーズ解決」という目的ありきで考えるべきだし、「奇抜なアイデアを生み出すこと」そのものが目的となってしまう場合、そのビジネスの成功確率は決して高いものとは言えないだろう。

 

仕事を進める上では、目的やゴールを設定したうえで、逆算的に取るべき行動を考えることが望ましい。

こと起業においては、クリアせねばならない課題がいくつもあるし、起業後も他社との競争や自社の利益拡大の為に限られた資金と期間において成果を出さねばならない。

 

その際に見据えるべき指標や目的がハッキリとしておらず、場当たり的な行動を繰り返していては、そのうちビジネスが立ち行かなくなってしまう。

 

従って、まずは「ビジネスで収益を得ること=顧客の課題解決の対価」であるという基本的な思考を、一つの目指すべきゴールとして頭に入れておこう。

 

顧客の課題解決をビジネスに結びつける事例をもう少し解説していく。

 

例えば、「web集客に悩んでいる中小企業」を顧客の対象とする。

その場合に必要となるスキルは、SEO(検索エンジン最適化)やWebマーケティングなどだ。

もしくは、web上でユーザーを集客するためのITツールやクラウドサービス、ソフトウェアなどを開発しても良い。

 

〇顧客の課題解決のために、自分は何ができるのか?という視点を持つ

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顧客の課題解決の手段=商品やサービスであるということは先ほど述べた通り。

この考えをもう一歩発展させて考えていくべきことは、「自分は顧客のどのような課題を解決できるのか?」というポイントだ。

 

例えばサイバーエージェントの社長である藤田晋氏は、営業マンとして高い成果を出しており、強い自信があったので、営業代行の会社から始めた。

ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏は、学生時代からプログラミングに精通しており、HP制作の受託事業から会社をスタートした。

 

そこでまずは、自分のスキルをリストアップしてみよう。

営業やマーケティング、webデザインなどなど・・・。

 

ビジネスでお金を得るためには、何らかの価値を提供しなくてはならない。

もちろん起業をして人を雇って組織を作るなら、自分が求める能力を持つ人材を雇えば済む場合もある。

 

しかし創業期においては、資金に余裕がない場合が一般的であり、人を多く雇えないことがほとんどだ。

つまり会社が軌道に乗るまでは、経営に関わる業務はもちろん、現場の作業もこなしていく必要がある。

その為には、やはり何かしらのスキルを自分が持っておく必要がある。

 

そしてそのスキルもまた、「顧客の課題解決のための手段」でなくてはならない。

 

自分は何ができるのか?ということについて、整理するということは、現在の自分に不足している要素を洗い出す作業でもあるのだ。

 

〇業界が抱える課題や悩みを探す

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起業の経緯として多いのが、「自分が働いていた業界が抱える課題を解決するため」に起業をしたという事例である。

 

自分が会社員として働くなかで、感じた課題を解決するために、起業をするという選択を選んだ人が多い。

 

「今の会社では、業界の課題を解決できない。」

「今の会社では、顧客に最適な提案ができない。」

など、業界特有の慣習や制約条件に縛られ、自分の思い通りに仕事をすることができず、それならば自分が会社を立ち上げて、その課題を解決しようと起業した人達である。

 

業界の課題を解決する事業を興すなら、常に問題意識と当事者意識を持って仕事に望まなくてはならない。

 

もしあなたが学生なら、特有の学生が抱えている問題、周囲の多くの友人が共通して抱えている悩みを、解決できないか?という発想からアイデアを膨らませてみよう。

 

法人を顧客対象としたビジネス(=to Bビジネス)は、一般消費者層向けのビジネスよりも得られるキャッシュが多い。

しかし起業したばかりで知名度も信用もない会社は、相手にされないことも多いので粘り強い営業と、分かりやすく具体的なメリットを訴求していく必要がある。

会社員から独立した人は、会社員時代の取引先と、独立後も取引するケースが少なくないようだ。

 

〇自分ができる仕事から探していく

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自分が持つスキルをリストアップしたことで、「自分ができる仕事」が見えてくる。

起業をする上で大切なのは、「できること」から始めていくことだ。

 

理由は2つある。

 

①自分ができること=他者に価値を提供できる見込みが高いから

②自分でお金を稼いだという成功体験が得られるから

 

一つ一つ解説していく。

 

まず①についてである。

当然ながら、あなたができないことをビジネスにしようと思っても、すぐには実現することが難しい。

自分ができないことで、顧客に価値を提供することなど無理だろう。

 

自分ができることであれば、誰かの役に立つことができるはず。

 

次に②についてだ。

 

もしあなたができることをビジネスにした場合、比較的早い段階でお金を得ることができるはず。

例えば私であれば、それなりにwebライティングができるので、少額ながらブログで広告収入を得ている。

 

イラストやwebデザインができるのであれば、クラウドワークスやランサーズで仕事を探したり、TwitterなどのSNSで依頼主を募っても良い。

 

自分ができることや得意なことを、現存する仕事に当てはめて、「自分の手で稼ぐという成功体験」を獲得しよう。

そしてその成功体験はあなたにとって自信となるし、起業へのビジョンも少しずつ鮮明になっていく。

 

少額でもお金を稼げば、「もっと収益を拡大するにはどうすればいいか?」という発想に切り替わるし、必然的に仕事に関する勉強やスキルアップを目指すようになる。

 

よって、起業を始める上で私がおすすめするのは、

 

①自分にできることを探す

②それが世の中に求められている仕事かどうかを確かめる

③上の二つを満たしているなら、まずは自分でその仕事をやってみる。(クラウドワークスで探したり、知人のコネを使ったり、SNSで募集してみたり)

 

このステップだ。

 

〇自分にはスキルなんてないよ!というあなたへ

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ここまで読み進めていただいた読者の方々の一部は、「起業したいけどスキルなんてないよ!」と思われたかもしれない。

 

この場合取るべきアクションは大きく分けて2つ。

 

①本当にできないことはないか、もう一度探してみる

②お金を稼ぎやすいスキルを勉強して身につける

 

世の中には多くの仕事がある。

多少なりとも文章を書くことが得意ならば(学校の作文が得意だった程度でもOK)webライティングの仕事を探せばいいし、スマホアプリで動画を編集した経験があるなら、動画編集の仕事を探せばいい。

 

もしくは自分で勉強をして、お金を稼ぎやすいスキルを身に着けるのも良い方法だ。

起業をするのであれば、マーケテイングやITスキル、営業や経営知識をいずれにせよ学ぶことになる。

その一環だと思って、スキル習得のために時間を費やしても良いだろう。

 

お金を稼ぐことに結びつきやすいスキルは以下の通りだ。

 

①ITスキル

・プログラミングスキル

・webマーケティングスキル

・webデイレクションスキル

・データサイエンススキル

・UI/UXデザイン

 

もし資本少なめで、小さく起業を始めるなら、IT業界がオススメだ。

そして上記のスキルは、需要も高く、今後も大きく需要は拡大していく見込みが高いため、習得する価値は大いにある。

 

起業する領域に関する知識がなければ、的確な経営戦略を考えたり、詳細な競合分析をしたり、事業運営を行うことができない。

経営者になり、技術力のある従業員を雇ったとしても、正しい指示を与えることが難しいだろう。

起業の第一歩を踏み出すため、そして会社が回りだしてからも、自分が参入する業界の知識は必須だ。

 

また自分が好きなことを探すのも手だ。

自分が好きなことは、勉強していて苦痛にならない。

たとえ今自分にとって「できないこと」であっても、好きなことであなたが勉強を継続できれば、そう遠くないうちにスキルが身につき、お金を得られる可能性は十分にある。

 

〇その他アイデア発想の観点6つ

①自分のノウハウを活かせるか

②海外のビジネスからアイデアを得る

③業界の常識を破る

④顧客目線で、既存の商品やサービスに対する不満や改善してほしい点を考えてみる

⑤業界の課題・悩みに着目する

⑥コストダウンできないかどうか考えてみる

〇ビジネス発想の観点まとめ

①業界や社内、仕事における「不便」「不満」「非効率」「悩み」「問題点」「ムダ」を解消する商品やサービスを考える。

(①'個人が抱える「不便」「不満」「非効率」「悩み」「問題点」「ムダ」を解消する商品やサービスを考える。)

②世の中に存在する色々な仕事、業態、ビジネスモデルを観察して分析する。

またそれぞれの業界が抱える問題点などを探す。(自分だったらこうするのにという視点があれば更に◎)

③自分なりの独自性と付加価値を創出したうえで、その問題点を解決できないか、ニーズを満たすことができないか考える。

④そのビジネスは継続的な需要、売り上げ見込みはあるかどうか分析する。

⑤とにかく「顧客のニーズありき」であるということを忘れない

 

〇最後に

起業というと、何か独自で斬新なアイデアを思いつかなくてはならないと認識してしまう人も多い。

もちろん競合が未だ手をつけていないアイデアを実行することで差別化に繋がることもある。

しかし本質的に考えるべきは、「顧客への価値提供」である。

むしろ多くの起業家は、旧来型のビジネスで収益を上げている。

 

まずは「ビジネスの基本的な型」を学んだうえで、あなたが持つオリジナリティを付け加えよう。

 

世の中に存在する問題に対して、あなたはどのようにして解決することができるのだろう。

そしてその事業を通じて、いかにして多くの収益を上げていくか?というシビアな目線も忘れてはいけない。

 

ビジネスはボランティアではないからだ。

顧客の利益と自社の利益の両立を目指して、まずは一歩踏み出してみてほしい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「転職の思考法」は人生を豊かにする1冊!私が絶対に伝えたい5つのポイントまとめ

現代の日本は、2人に1人が転職をする時代である。

 

同じ会社で定年まで勤めあげる「昭和式労働」は完全に廃れたと言っていい。

日本を代表する企業の筆頭であるトヨタでさえ、「終身雇用は難しい」と言ったくらいだ。

 

今後はますます、会社員自身が、戦略的にキャリアを築いていく必要がある時代に突入していくことは間違いない。

 

しかしその一方で、転職に関するノウハウも不足しているサラリーマンが少なくない。

ノウハウが不足してしまっているがゆえに、以下のような悩みに直面することになる。

 

 ・「転職したいとは思ったものの、いったい自分はどの業界に行けばいいのか?」

・「そもそも何から始めたらいいのか?」

・「キャリアアップ、年収アップの為の転職はどのようにやれば上手くいくのか?」

 

しかし、上記のような問題は誰しもが抱えている「普通」の問題でもある。

現役で働いている世代の親世代は、終身雇用が当たり前だったし、転職に関してもあまり良いイメージはないのが一般的だ。

従って親から受け継がれる価値観として、転職に関する積極的なものは少ない。

 

そもそも、労働者側においては「転職への具体的なイメージや知識が欠けてしまっている」状態にある。

 

企業側にとっては、「雇用の流動化を推進したい」という目論見がある一方で、労働者側はその意識が未だ追いついておらず、両者の間にズレが生じてしまっているのだ。

 

先ほども述べたように、これからの会社員は、「自分で自分の身を守るために、能動的にキャリアを形成しなければいけない時代」だ。

 

とはいえ、どのような知識を身につけて、どのように行動すればいいのだろう?と思い悩む人も居ると思う。

 

その悩みを解決する一つの方法がある。

 

それは、「転職の思考法」を知ることである。

 

「転職の思考法」とは、本記事で紹介する一冊の本のタイトルだ。

 

2018年6月に発売された、「転職の思考法」はわずか2か月で10万部の売り上げを記録したヒット本である。

この本に記されている情報は、3年経った今でも全く色あせておらず、不変の真理を持っているといっても過言ではないだろう。

 

なぜなら転職の思考法は、小手先のノウハウやテクニックではなく、「自分自身で転職先を考えて決めるための思考の土台」であるからだ。

だからこの本で得た知識は、絶対に古くならない。

 

著者は、以下のように同書内で述べている。

 

必要なのは、単なるうわべの「転職情報」ではなく、情報を見極める「思考の軸」である。

 

先行きが不透明な時代、雇用の流動化が着々と進んでいる今だからこそ、全てのサラリーマンが持っておくべきものが、この「思考の軸」であり、「転職の思考法」だ。

 

本記事では、転職活動を成功させるために必要なポイントを5つ抜粋し、まとめて紹介していく。

 

 こんな方にオススメ!

✓今の会社に不満があって、転職を考えている人

✓初めての転職活動で、何から始めたらいいか分からない人

✓自分の将来のキャリアに悩んでいる人

✓年収を上げたい人

✓今の仕事がつまらないと感じている人

 

 

〇「転職の思考法」の概要

【概要】

著者:北野唯我

出版社:ダイヤモンド社

出版年月日:2018/6/20

ページ数:258

 

 

著者である北野唯我氏(以下北野氏)は、神戸大学卒業後、博報堂に入社。

その後ボストンコンサルティンググループを経て、2016年にONE CAREERに参画。

現在は同社の取締役を務める。

また日本経済新聞やプレジデントなどのビジネス誌で、「職業人生の専門家」として、コメントを寄せている。(転職の思考法:著者紹介欄より一部抜粋)

 

北野氏は、同書を書いた経緯の一つとして、以下のように述べている。

 

すべての働く人がいつでも転職できるだけの「市場価値」を持てたとしたら、あなたの生き方すらも変わる可能性がある(後略)

 

ー生き方すら変わる可能性。

私はその言葉の真意について、「転職という選択肢のカードを持つことができたら、どんな会社員も自由な状態になることができる」という風に解釈をしている。(同様の趣旨の内容を北野氏自身も、同書内で述べている。)

 

転職という選択を「物語によって追体験できる」のが、同書の魅力だ。

 

主人公は、キャリアに悩む30代を目前としたサラリーマン。

彼が属するのは、旧態依然とした昔ながらの日本の会社。

同社は不正を抱える最中、あるコンサルタントによって改革が推し進められる。

そしてその改革から浮かび上がってくる「日本の企業体質から見えてくる問題」が、同書内では分かりやすく描かれている。

 

作中では、「転職の思考法」を持つコンサルタントが、主人公である「青野」に余すことなくその思考法を伝授している。

 

ところどころポイントが、分かりやすい図や、見やすいノートのようなページにまとめられている。

 

同書から学ぶべき本質の一つは、「会社員としての市場価値」を高めていくことだと考える。

 

では、果たしてどのように会社員は「市場価値」を高めていけばいいのだろうか?

 

〇成長産業に身を移さない限り、「給与」と「市場価値」は上がらない。

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まず、会社員としての市場価値(=マーケットバリュー)は3つの要素で構成されていると、同書では述べられている。

 

■マーケットバリューの3つの構成要素

 

①技術資産

②人的資産

③業界の生産性

 

 

次にそれぞれの項目について、簡単に解説していく。

 

●技術資産・・・「価値のある技術をどれくらい持っているか?」によって決まる。

技術資産は、「専門性」と「経験」によってできている。

 

●人的資産・・・どんな人間とも仲良くなれ、かわいがられる力を持った人間

人脈だけで仕事を引っ張ってこれる人

 

●業界の生産性・・・平均一人当たりどれほどの価値を生み出しているか。

一人当たりの粗利。

 

ここまで、マーケットバリューの構成と各要素の概要をまとめた。

さて、あなたはこれら3つのうち、どれが最も重要であると考えるだろうか?

 

能力が高ければ、給料も比例して上がる?

もしくは人脈やコネのある人間が高く評価されて、個人としての価値が高まる?

それとも業界の成長性?

 

どれが一番重要なファクターなのだろうか。

 

答えは、③の「業界の生産性」である。

 

「年収を上げるために、今の職場で一生懸命になって働く」という行動は、残念ながら業界によっては正しいとは言えない。

もちろんそれは必要な努力ではあるが、それだけでは不十分だ。

 ※そこで得たスキルや経験は決して無駄ではなく、場所を移せばいい。

 

考えてみてほしいのが、会社員の給料はいったいどこから出ているのだろうか?ということについてである。

 

当然ながらそれは、会社から支払われる。

会社が得た収益の一部を、人件費という形で、雇用した労働者に支払う。

 

会社が得た収益が少なければ、労働者に高い給料を支払いたくても、それができない。

そしてその収益額は、業界によってまるで異なる。

つまり、業界の生産性によって、発生する収益の額は大きく変わる。

 

もし高い給与を得るのであれば、高い給与を得ることができる業界=生産性の高い業界へと身を移すことが必要不可欠だ。

 

逆に言えば、どれほど技術資産と人的資産を有していようが、生産性の低い業界や市場が縮小している業界に留まり続けている限り、絶対に年収は上がらない。

先ほども述べたように、そもそも会社が得られる収益が多くないので、人件費を高く払えるわけがないからだ。

 

即ち、会社員は、自分の仕事のスキルを磨くだけでなく、「業界を見抜く力」を培わなくてはならないのだ。

 

〇成長産業をいかにして見抜くか?

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成長産業を見つけるための判断軸は、2つある。

 

①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する。

②既存業界の非効率を突くロジックに着目する。

 

まず①について。

一般的に言えば、ベンチャー業界はトレンドの波を察知して、これから伸びるであろうマーケットに参入する。

ベンチャー企業が、大きな資本を持つ大企業に対抗するためには、既存の業界ではなく、新たなマーケットで勝負を仕掛けていかなくてはならない。

そしてそのマーケットには、成長可能性があることが不可欠だ。

つまりベンチャーは業界やトレンドの波に乗って、その規模を拡大していく。

 

ベンチャー企業は、投資家やVC(ベンチャーキャピタル)から出資を募ることが多い。しかしそのビジネスに将来性や有望な点が認められないと、お金は集まらない。

 

つまり出資を受けたベンチャーが同じマーケットに複数存在し、各社が伸びているのであれば、需要が大きく今後も、拡大していくことが期待できる。

インターネットやSNSで、各業界のベンチャーを調べてみよう。

 

 

次に②について。

また業界の非効率な問題や矛盾点を改善するサービスを手掛けている企業も、ねらい目である。

膠着した大企業は、既存の問題の解決には時間がかかる。

古くからある企業も、現場の問題の解決が中々進まないのが現状だ。

 

業界が30年以上続いていて、かつその業界の中に非効率があり、まったく違うアプローチで攻めている事業を持つ会社。そのロジックさえ正しければ、遅かれ早かれ、その企業は成長する。

 

と同書で述べられているように、「ロジックが正しい=即ち、問題の認識が正確で、その解決法には需要がある」と、このように私は解釈している。

特にレガシー産業などでは新興のサービスが受け入れられるのに、長い時間を要する。

 

しかしアプローチ法が正しくて、需要が確かに存在するのであれば、いつかは受け入れられ、広く浸透していく見込みが大きい。

そうしたサービスなどもアンテナを張って、自ら探す姿勢が問われるのだ。

 

例えば、ここ数年流行しているのが、クラウドサービスのソフトである。

会計ソフトの「freee」や労務管理の「SmartHR」などが広い支持を集めている。

新興のテクノロジー業界の情報を得るには、キャリアハックがおすすめだ。

 

〇なぜマーケットバリューを高める必要があるのか?なくてもいいじゃんと思ったあなたへ

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全ての行動は、目的を達成するためのものであるべきだ。

そしてその目的が明確であればあるほど、取るべきアクションも具体性を帯びてくる。

 

生涯に渡って、楽しく健康にお金を稼いでいきたいのなら、「マーケットバリューを高めていく」ことは必須である。

業界の生産性が低かったり、誰でも代替可能な仕事は残念ながら機械に置き換えられたり、そうでなくとも給与が大幅に上がる見込みは、限りなく0に近い。

 

ここまで読み進めてきた読者の方で、うんざりした人が居るかもしれない。

「バリューバリューうるせえよ」と。

マーケティングバリューなど上げるつもりはないと思っている方もいらっしゃるだろう。

 

反発を招いたのなら、大変申し訳ない。

 

が、そんなあなたのために、同書内から引用した以下の文章を見てほしい。

 

マーケットバリューが高い人が集まる会社のほうが、長い目で見ると働きやすい。(中略)マーケットバリューがない人間ほど、残忍に変わる。

自分の居場所を確保するために、他人を蹴落としてでも、生き残ろうとする。

 

もちろん必ずしもそうとは限らないが、このようなことが起きる可能性は決して低くないはずだ。

従って、職場の働きやすさや、ある程度良好な人間関係を職場に求めるという観点においても、自分のマーケットバリューを高めておく必要があるのだ。

 

つまりマーケットバリューの向上は、会社員の誰しもが目指すべき共通の目的であると言える。

しかし各々によって、「好きな仕事」「経験してきた仕事」「得意な仕事」は異なる。

自分の強み=技術資産を、成長産業の中でも、どの業界どの会社に身を移すかは、自分で考えて決める必要がある。

 

理想の会社の選び方は、ここには書ききれないので、ぜひ同書を手に取ってみてほしい。

 

〇転職に成功するための手順まとめ!

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さて、ここまで会社員としての価値を高めるためのアクションと、思考法についてまとめてきた。

最後にもう一度、今までの内容を踏まえつつ、「転職に成功するための手順」を整理したい。

 

手順としては、以下のようになる。

 

①今の職場で得られるスキルを整理する。

②自分がその職場で得られるであろうスキルを磨き、「専門性」と「経験」を得る

③転職や独立がしやすい状態になっていく

④あらゆる業界の動向をチェックし、大きな波を見逃さない

 

それぞれの手順について、もう少し踏み込んで解説していく。

 

■今の職場で得られるスキルを整理する。

 

・業界

・職種

・会社におけるポジション

・事業経験

 

■自分がその職場で得られるであろうスキルを磨き、「専門性」と「経験」を得る

 

このスキルは「ポータブルスキル」であることが望ましい。

ポータブルスキルは、「時代や業界を超えて通用する普遍的なスキル」のことだ。

換言すれば、「持ち運び可能なスキル」である。

 

自分の「専門性」を磨き、成果を出すことで、社内の有望なプロジェクトや新規事業を任される可能性が高まる。

つまり、「レアな経験」を得ることができる。

 

双方を得ることで、個人としての「技術資産」が高まる。

 

従って、まずは自分の専門性を磨くことに注力しよう。

そうすることで、「価値のある経験」が集まりやすくなる。

大きなプロジェクト等の価値のある経験は、成果を出した人間(=専門性が高い人間)に集中するからだ。

 

■転職や独立がしやすい状態になっていく

 

技術資産が高い人間は、個人としての需要も大きい。

従って、その人を欲しがる企業の数も多い。

 

技術資産を高めていけば、転職がしやすい状態となる。

今の業界の生産性が高くない場合や、待遇に不満がある場合は、「いつでも転職できる」というカードを行使することができる。

つまり一つの会社に囚われることはない状態になることができる。

 

そしてその人には、自身と余裕が生まれ、更に仕事に好影響を与えるだろう。

 

■あらゆる業界の動向をチェックし、大きな波を見逃さない

 

今まで再三述べてきたように、技術資産だけでは年収は上がらないし、マーケットバリューも上がらない。

常に、新しい産業やサービスの動向に注視し、自分が「これだ」と思ったチャンスの波を見逃さないようにしよう。

ネットやSNS、CAREER HACKやNewsPicksなどのwebメディアには目を通しておこう。

 

〇「転職の思考法」は、「人生を幸福にする思考法」である。

現代は。先行きが不透明で、変化の激しい時代である。

産業の移り変わり、流行り廃りのサイクルもまた、間隔が短くなっている。

そんな時代においては、もはや特定のノウハウは意味をなさなくなった。

自分の頭で考え、その決断を信じて生きていくしかないのだ。

「正解がない時代」と言われて久しいが、正解がない以上、自分で信じられる選択をうするほかない。

 

そんな激動の時代において、あなたの身をきっと助けてくれるのが、この「転職の思考法」である。

本記事で述べた内容以外でも、同書からは以下のような事柄が分かりやすく学べる。

 

・良い会社の選び方

・転職エージェントとの向き合い方

・業界の構造によって生じてしまう転職エージェントのデメリット

・良い転職エージェントを見極める方法

・キャリア形成のための戦略的なプラン

・活躍できる可能性のある会社の見極め方

・好きなことを見つける方法

・仕事を通じて、より人生を豊かにする方法

・仕事の楽しみ方

 

我々は少なくとも、一日の1/3を仕事に費やす。

つまり仕事が充実することは、それだけあなたの人生に大きくポジティブな影響をもたらす。

 

「転職の思考法」は転職を考えていなくとも、もっと人生を楽しみたい人の全てが読むべき一冊である。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【第二新卒】転職エージェントとの面談で気をつけること6選!

転職活動を始めたいとは思ったものの、何から始めたらいいか分からないという人や、平日は仕事で忙しくて転職に時間を割けない、という人にとっての味方となるのが転職エージェントである。

 

一度でも転職活動を経験したことがある会社員ならば、会社の選び方や面接での受け答えについての知識は蓄積されているはずだ。

 

しかし20代で初めて転職活動をするという人や、社会人経験が浅い第二新卒の場合、何をすべきか分からない状態にある。

 

現代の日本社会においては、一つの会社で長く勤めるという旧来の働き方は廃れつつあり、転職が一般的なものとなった。

そして、転職を専門的にサポートする人材会社も多く増加した。

転職をする際に、まずは転職エージェントに面談を申し込むというのが一般的となった。

 

彼らの存在はメリットもあれば、デメリットもある。

上手に彼らと付き合うことができれば、あなたの転職活動はスムーズに進むだろう。

しかし一方で、「転職エージェントを使って後悔した」「転職エージェントに騙された」などど感じる人も居る。

 

そこで本記事では、「第二新卒が転職エージェントを使う際に気をつけるべきこと6選」と題して、彼らに相談する際の注意点をまとめていきたい。

 

 こんな人にオススメ!

第二新卒で転職を考えている人

第二新卒で既に転職活動中の人

✓転職活動に不安がある人

 

 

①まずは転職エージェントのビジネスモデルを知ろう!

前提として、頭に入れておくべきことは「転職エージェントのビジネスモデル」である。

 

「なぜそんなことを知る必要があるのか?」と思うかもしれないが、重要なポイントなので、ざっくりとでいいので、知っておこう。

 

以下の画像は、人材紹介会社のビジネスモデルだ。

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お金の流れに注目してみてほしい。

 

人材紹介会社は、企業から採用活動の仲介の依頼を受ける。

そして実際に求職者と企業がマッチングして、採用が成立した場合、「企業から人材会社」にお金が支払われる。

 

つまり、人材紹介会社にとってのお客様は企業であって、求職者ではないのだ。

 

転職エージェントの仕事を簡単にリスト化してみると、

 

①企業が人材紹介会社に対して、「求める人材の条件」を提示する。

②エージェントは、その条件を満たす人材を探して、企業に紹介する。

③マッチングが成立すれば、エージェントのノルマ達成の糧となる。

 

…超単純にまとめると、このようになる。

 

とはいえ、エージェントは求職者であるあなたの希望条件も聞いてくれる。

コロナ禍の現在だと、電話やweb面談などで、どのような業界に行きたいかを詳しくヒアリングしてくれるだろう。

 

ただ、「あなたの志望する業界や企業が求める条件」を、あなたが満たしていなければ、残念ながら希望する求人は紹介してもらえない。

なぜならその企業が求める人材の対象外となってしまうからだ。

エージェントにとっても、マッチングが成立しないのなら、最初から紹介する意味がない。

 

非常にシビアであるが、現実として受け止めておこう。

 

また、紹介料の安い企業の場合、人材会社にとっての利益も少ないので、紹介を嫌がるケースもある。

大手企業ではなく、中小企業の人材紹介会社はこのようなことがあるので注意しておこう。

 

②エージェントの言葉は鵜吞みにせずに、いったん保留!

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先ほど人材会社のビジネスモデルについて解説した通り、エージェントは企業と求職者をマッチングさせるのが仕事の一つだ。

 

全ての求職者の希望を叶えることは残念ながら難しい。

 

そして、そういうスタンス(求職者の希望を全部叶える)で臨んでいる限り、エージェントに強いられているノルマ(企業と求職者の採用成立件数)には到達し得ない。

とにかく一人でも多く、求職者を転職させるのが彼らの仕事なのだ。

 

つまり、時として転職エージェントは、求職者であるあなたの意向をガン無視して、自分のノルマを達成しようとする。

 

転職エージェントもビジネスとしてあなたの転職を支援しているのであって、慈善活動ではないからだ。

彼ら(=エージェント)の利益が優先されることは決して珍しくないことである。

 

あなたにとっては、たった一人のエージェントであっても、エージェントからしたらあなたは多数居る求職者のうちの一人であるからだ。

(※もちろん一人ひとり真摯に向き合っているエージェントさんもたくさんいらっしゃると思います。)

 

もちろん強引に求人をオススメしていることを悟られないため、口八丁でそれっぽい文言を並べ立ててくるだろう。

 

「不景気にも強い業界ですよ~」とか、「手に職をつけることができます。」というなんだか一見良さげに聞こえる謳い文句は、よく見極めた方が良い。

 

IT業界であれば、3次請け、4次請けの「単純作業でスキルが身につかない仕事」ばかり割り振られてしまう企業かもしれないし、親会社からの出向先で幹部や役員が固められていて、昇進ができない子会社なのかもしれない。

もし仮に長期的な視点で見据えて、収入を今後増やしていきたいのであれば、別の道を考えた方が良いだろう。

 

とにかく、「自分が興味のない業界」「志望していない業界」の求人を勧められたら、必ず一度保留した方が良い。

 

ネットで企業の口コミを見たり、実際にその業界で働いている人の口コミや意見などをSNSで探してみよう。

少なくともエージェントが言うよりかは、現実に即した業界事情を知ることができる。

 

また、「その企業に応募するかどうか少し考えさせてください。」と言うと、返事を急かしてくるエージェントも居るが、その場合は、違うエージェントに乗り換えよう。

転職支援サービスは多数存在するので、一つの会社に依存する必要はない。

 

第二新卒で転職をする場合、各業界に関する知識や実態に関する認識が不足してしまいがちだ。

なので、エージェントが言っていることが、現実的に正しいかどうかの判別が難しい。

結局のところ自分の身は自分で守るしかないので、ネットや本を駆使して、情報をたくさん吸収しよう。

 

③エージェントがゴリ押ししてくる求人には要注意!

 

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エージェントが強くプッシュしてくる求人には、裏にカラクリが潜んでいる。

彼らが強く勧めてくる求人とは、「成約率の高い求人」である可能性が高い。

そしてそれに該当するのが、人手不足の業界だ。

 

人手が足りていない業界は、スキルや職歴などを問わず採用のハードルが低い。

従って、とにかく求職者を紹介さえすれば、ほぼマッチングするという算段だ。

 

第二新卒の場合、転職市場においては弱い立場にある。

実績やスキルも、他の転職希望者に比べて、どうしても劣ってしまう。

 

従って、選択肢も限られてしまうこともあるが(これは個人差がある)かといって、無理やり自分が行きたくない業界に転職をする必要は全くないので、エージェントの口車に乗せられないように注意しよう。

 

転職を焦っている状況にあると、つい自分の希望から外れた就職先で妥協してしまいがちだ。

できることなら生活資金が2~3か月分あって、転職活動の合間にバイトをしておくのが良いだろう。

心に余裕がない状態で、とにかく就職先を決めなきゃと焦っていると、エージェントにつけこまれてしまったり、正常な判断ができなくなるからだ。

 

④自分が転職先に求める条件や、志望する業界を予め決めておく

転職の軸が定まっていないと、あなたの転職活動は上手くいかなくなるかもしれない。

自分の意思が明確でないと、周囲の意見に流された状態で、転職先を決めてしまうことになる。

そして再び短期での転職をすることになってしまうかもしれない。

 

転職が当たり前の時代になったとはいえ、短期離職を繰り返すことは好ましくない。

従って、よく考えてから転職先を決めよう。

 

第二新卒の転職先の探し方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ目を通してほしい。

mizuki19980513.hatenablog.com

⑤求人で見ておくべきポイント

実際に紹介された求人の選考に進むかどうかの判断基準として、3つの項目をリストアップしてみる。

 

・年間休日

・手当の額と基本給の額

・雇用形態別の福利厚生

 

次にそれぞれの項目についての概要を解説していく。

 

■年間休日数

年間休日数が120日あれば、いわゆるカレンダー通りに休日として休むことができる。

土日が休める完全週休二日制で、祝日やお盆休み、年末年始の休暇なども取得することができる。

 

また、よく混同しやすい「完全週休二日制」と「週休二日制」の意味もしっかり区別して覚えよう。

 

・完全週休二日制➡毎週土日が休みの精度のこと

週休二日制➡一か月に一度以上、週に二日間休みがある制度のこと

 

土日はしっかりと休みたいというのであれば、注意してチェックしよう。

■手当の額と基本給の額

基本給は少ないものの、手当額が大きい場合、一見すると支給額が多いので好待遇のように思えるが要注意。

残業代や賞与(ボーナス)は基本給を基に計算する企業も多いため、基本給が低いとそれだけ支給される残業代等が少ない金額となってしまう。

 

■雇用形態別の福利厚生

派遣社員と正社員では、福利厚生に差がある場合が多く、使用期間中は「契約社員」として雇用する企業も存在するので、こちらもしっかりと目を通しておこう。

 

⑥転職の本質を知ろう

企業が中途採用する目的とは、即戦力となる人材の採用である。

会社という組織を存続するためには、利益を生み出し続けなければならない。

そしてその利益を生み出すための業務を遂行する人物が欠けてしまった時、企業はその埋め合わせとして、中途募集をする。

 

従って、自分が望む企業及び業界に転職をしたい場合、そこに求められる条件(実績やスキル、経験等)を備えている自分でないといけない。

その為には資格の勉強をしたり、今の職場で成果を上げるために、仕事に真面目に取り組む必要がある。

 

転職をする際にも、

 

自分が将来どのような仕事したいのか?

どのような働き方をしたいのか?

自分が企業に貢献できることは何か?

 

についてしっかり考えておけば、自分が望む転職先も明確になるだろう。

転職活動を始めるのであれば、まずは職務経歴書を用意して、転職サイトに掲載されている求人を眺めることから始めてみればいい。

【第二新卒】新卒ですぐ辞めた場合の職務経歴書の書き方を項目別に徹底解説! - ビジネス思考の解剖

 

■最後に

転職エージェントにはメリットもあれば、デメリットもある。

彼らとの向き合い方を知っておけば、あなたは上手にエージェントのメリットだけを受け取ることができる。

その為にも、本記事や弊ブログが役に立てば幸いである。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【第二新卒】新卒ですぐ辞めた場合の職務経歴書の書き方を項目別に徹底解説!

新卒で企業に入社したものの、様々な事情から会社をすぐに辞めてしまう「第二新卒」は少なくない。

 

新たな勤め先を探すためには、「職務経歴書」を用意する必要がある。

そして企業は、あなたの職務経歴書を読んでから、面接をするかどうか決める。

つまり職務経歴書とは、転職活動における重要なものの一つだ。

 

しかし、その経歴の短さや職務経験の浅さによって、何を書けばいいか分からないと悩む人も多い。

 

そこで本記事では、新卒早期離職者・第二新卒者に向けて、「職務経歴書の書き方」についてまとめていく。

 

こんな人にオススメ!

✓新卒で入った会社を辞めて転職したいけど、職務経歴書の書き方が分からない

第二新卒で転職したいけど、何から始めたらいいか分からない。

職務経歴書の書き方は分かるけど、何を書けばいいか分からない項目がある。

 

 

〇まずは職務経歴書の項目を知ろう

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この記事を読んでいる方は、そもそも職務経歴書など書いたことがないという人が大半だろう。

そこでまずは、どのような項目が必要なのかを以下にまとめる。

あくまでこれは一例であるが、以下のような項目が必要である。

 

【職務要約】 

【職務経歴】

【資格・特技】

【PCスキル】

【自己PR】

【志望動機】

【転職経緯】

※なくてもよい【学生時代のアルバイトや課外活動】

 

職務経歴書における各項目は、人によってやや異なる。

自分にとって不足していると思う項目があれば、追加すれば良い。

 

なお、職務経歴書のフォーマットはインターネットでダウンロードすることができる。

実際に私は、dodaから入手した。

職務経歴書テンプレート(Word・Excel)のダウンロードと選び方 |転職ならdoda(デューダ)

 

自分に適したフォーマットを選んでダウンロードしよう。

 

次に、各項目の概要と「書くべき内容とポイント」について一つずつ解説していく。

 

■職務要約

読んで字のごとく、職務を要約したものだ。

「要約」とあるように、分かりやすく簡潔にあなたの職務についてまとめる必要がある。

全体の文章は、3~4行、長くても5~6行に留めるのが一般的とされている。

 

職務という言葉は、業務と混同してしまいがちなので注意しておこう。

 

職務とは、あなたが担当していた仕事のことである。

そしてそれを分かりやすく転職先の人事に伝えるためには、あなたの仕事内容を具体的に伝えることを意識してほしい。

 

その為には、5W1Hを忘れずに文章を書こう。

 以下にいくつかの例をまとめてみるので、参考にしてほしい。

 

・あなたが働いていた業界(どこで)

・あなたの職種(営業,技術職,企画,事務などなど…)(何を)

・顧客は誰か?(営業であれば個人営業?法人営業?など)(誰に)

・どのように考えて働いていたか?(どのように)

 

■職務経歴

あなたが経験してきた職務を経歴として表したものである。

 

ここに書くべき項目は、あなたの入社した会社についての情報だ。

 

・あなたの入社年度と在籍期間

・会社名

・事業内容

・資本金

・売上高

・従業員数

あなたが以前どのような会社で働いていたか?というバックグラウンドを伝えよう。

 

■資格・特技

職務経験やスキル、実績が不十分な場合、資格や特技等は大事なアピールポイントとなる。

特に資格は、あなたの能力を客観的に証明できる大きな武器となる。

 

そしてなるべくあなたが志望する業界と関連性のある、もしくは仕事に直接役に立つ資格を書こう。

職務経歴書を書く時点で、資格がなかったとしても心配する必要はない。

後に述べる自己PRができていれば、企業にはしっかりと評価してもらえるからだ。

 

もし資格を取るための勉強を継続している最中であれば、面接の際にそれを伝えよう。

 

■PCスキル

PowerPointやWord、Excel等はどんな仕事においても必要となるので、これらのソフトを使えるのであれば、書いておこう。

 

■自己PR

新卒ですぐ会社を辞めてしまうことになった場合、重要となるのが「自己PR」の項目である。

 

現代の日本では、転職が当たり前となり、20代の転職もまた活発となった時代である。

 

しかし企業の採用担当者にとっては、新卒早期離職者や第二新卒者の選考においては「採用してもまたすぐ辞めてしまうのでは?」という不安や疑念が生じてしまうことがほとんどだ。

 

そこであなたは、「この会社で長く働きたい」という熱意や意欲を、説得力を伴ってアピールする必要がある。

それと同時に、あなたが前職で得た経験やスキルを、今後選考を受ける業界や企業の仕事に活かせるようなアピールをすることも問われる。

 

第二新卒の採用とは、「ポテンシャル採用」だ。

 

本来、中途入社の社員を採用するということは、即戦力となる人材の補充である。

しかし、少子化の影響もあってか、「若い人材」の不足に悩んでいる企業も多い。

今後あなたが大きく成長する可能性があるということを、企業に伝えることができれば、第二新卒であっても転職活動は上手くいくはずだ。

 

それでは、具体的に自己PRには何を書けばいいのだろうか。

 

それは、「あなたが仕事で得た経験」「そこから得た学びや成長」である。

 

具体的にどのような仕事を行ったのか。

そしてそこから得た知識や気づきを思いつく限り、書き出してみよう。

 

ここでつまづく人が多いが、まずは難しいことを考えずに、ただただ自分が従事した仕事内容をリストアップしてみよう。

 

例をいくつか挙げてみる。

 

・入社してから3か月間、基本的なビジネスマナーや業界の基礎知識などを学ぶ。

・営業のロールプレイングを毎日上司と一緒にやった。

・エンジニアとして、何らかのプログラミング言語を用いて、システムを作った。

・販売職として、接客をしながらPOPなどを作成した。

 

そして次にその経験を通して、自分が感じたことや勉強になったと思うことを考えてみよう。

 

例えば営業のロールプレイングを通じて、営業の進め方、商品の説明方法、顧客のニーズのヒアリングの方法が一通り分かったのであれば、それを自己PRとして書いてみよう。

 

また、あなたの自主性が感じられる取り組みがあったかどうかも思い出してみてほしい。

 

例として、ある営業マンの気づきをごく簡単に要約してみる。

 

「営業という仕事をしていく中で、お客様と関係を築くことが先決だと感じ、まずはお客様の業界に関する知識や歴史について学んだ。そしてそれらの知識を踏まえたうえで、商談の際にさりげなく、お客様のバックグラウンドにふれながら、会話を進めていった。」

 

自分なりに、営業マンとしての改善策を考えて実行に移したエピソードである。

どの業界においても主体的に動ける人材は高く評価される。

あなたの仕事の取組み方が具体的に伝わるエピソードを話そう。

 

自分の学びや、工夫したことなどをアピールし、あなたのポテンシャルや仕事への向き合い方を効果的に伝えよう。

 

本来、転職において自分をアピールする場合、具体的な実績や数字が必要だ。

しかし新卒ですぐ辞めた場合、それらがないことがほとんどだ。

それらは今後の転職先で身につければ良い。

 

■志望動機

志望動機を考える際は、以下の順番通りに考えていくと良い。

 

①なぜその業界を志望しているのか?

②その中でもなぜその企業なのか?

③自分はその業界及び企業にどう貢献が出来るのか?

 

特に業界を変える異業種転職の場合、あなたがその業界を志望するに至った理由を伝えなくてはならない。

言い換えれば、なぜ別の業界に移ろうと思ったのか?という理由があれば、面接官も納得しやすい。

 

そしてなぜその企業を選んだのかという理由を考える上では、「その企業の業界内での立ち位置」「取り扱っている商材」「その企業とあなたの相性」「企業理念」などを考慮してみよう。

 

第二新卒の採用は、ポテンシャル採用であると先ほど書いた。

しかし新卒の就活と決定的に違うのが、人間性や熱意のアピールだけでは不十分だということだ。

 

つまり会社にとっての、あなたを雇うメリットを少しでもアピールしなくてはならない。

その為にも、その企業を選んだ理由=自分がその企業に貢献できると思ったから(具体的な根拠を添えて)という図式になることが好ましい。

またそれに加えて、前項にある自己PR(=仕事で得た経験や学び)を充実させよう。

 

■転職経緯

あなたが転職に至った理由や背景を、採用担当の人事や面接官に具体的に伝えることも重要だ。

 

この時意識するポイントは以下の通り。

 

・前職の悪口を言わないように注意

・転職経緯はポジティブであること。

・ネガティブな転職理由はNG

 

転職の経緯や理由を、前向きに話すことがとにかく重要だ。

それは、企業側が求職者に対して抱く「早期離職の不安」を解消するためである。

先ほども述べたように、「またすぐに辞めてしまうのではないか」という企業側の不安を解消するためには、転職の理由をポジティブに伝えなくてはいけない。

 

いかにしてポジティブに転職の経緯を考えればよいかについては、こちらの記事にまとめたのでぜひ目を通してほしい。

mizuki19980513.hatenablog.com

 

職務経歴書を書く本質的な理由

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職務経歴書とは、「あなたという人間を出来る限り分かりやすく具体的に伝えるための書類」である。

 

あなたの経験、能力、人間性、価値観、経歴、意欲など様々な角度から伝えることが望ましい。

そして企業にとって、メリットのある人材であるということを伝えることができれば、転職活動の成功確率は高まるだろう。

 

ぜひ一つ一つ、本記事を読みながらじっくりと考えてみてほしい。

 

職務経歴書を書く上では、実例を見ながら作成することが一番の成功の秘訣

…ここまで読み進めて、職務経歴書の基本は頭に入ったと思う。

この記事では、職務経歴書の各項目やポイントについて述べてきた。

それらに留意して書けば、ある程度質の高い職務経歴書を完成させることができるはずだ。

 

しかし本記事における内容は、あくまで「基本の徹底」である。

より詳しい実例やNGな文章例を学んだり、更に書類通過率を上げるためには、参考書を使おう。

 

オススメの一冊が、「採用される履歴書・職務経歴書はこう書く」だ。

 

この本は、あらゆるシーン別や職業別に対応しているだけでなく、企業側の採用基準、人事の採点基準などが細かく解説されている。

それだけでなく、他の求職者との差のつけ方まで、「転職活動に必要な知識やマインド」が余すところなく解説されている。

 

まずはこの本を読み進めながら、一つ一つの項目の精度を高めていこう。

 

■最後に

あなたという人物について詳しく述べて、尚且つ適切に自分をアピールすることができれば、必ずどこかの企業の目に留まるはずだ。

日本の多くの企業は若い人材の不足に困っているし、一度や二度の短期離職程度では、全然やり直しも可能である。

 

自分は将来どうなりたいのか?

自分は今までどんな仕事をしてきて、何ができるのか?

そしてこれから自分はどんな仕事をしたいのか?

自分が企業に貢献できることは何か?

 

職務経歴書を作成することは、自分の「仕事」にまつわる価値観をゆっくりと考えてみる良い機会になるだろう。

 

この記事を読んでくれた読者の方々の、転職活動の成功を心から祈る。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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